JB74ジムニーシエラ ジムニー

JB64/JB74ジムニー「ナンバー移動キットの種類まとめ」と「取り付け配線方法」【ショウワガレージLEDナンバー移動キット取り付け】

リアバンパーをショートタイプに交換するため、ナンバーをバンパーからリアゲートへの移動を行った。

ナンバーの表示位置や取り付け方法は、車検の合否に係るところ。48Rもナンバー移動キット取り付けにあたり色々と調べたので、取り付け方法と共にその内容も共有する。

 

 

*2023/11/06更新*

ナンバー移動後の車検ですが、特に指摘されることなく通りました。

 

「ナンバー移動」のメリットはリアバンパーの選択肢が増える

社外バンパーはナンバープレートが付かないものが多いので、ナンバープレートをリアゲートに移動していると、ぐっと選択肢が増えることになる。

どれもカッコ良くて、何買うか迷うなー

74 ジムニーシエラ | リアバンパー【ハイブリッジファースト】ジムニーシエラ JB74 FRPリアバンパー タイプSワイド 未塗装

 

 

ちなみに、ワタクシメはハイブリッジファーストのリアショートバンパーを取り付けました。

別記事で詳細書いてます。

JB74ジムニーシエラにリアショートバンパーをDIY取り付け【ハイブリッジファースト タイプSバンパー リアバンパー交換】

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「ナンバー移動」した場合の車検について

ナンバープレート取り付け位置についての規定

ナンバープレートの取り付け位置を変更しても、車検は問題ないのだろうか?

結論から言うと、下表の取り付け位置を守っていれば、リアゲートにつけてもバンパーの横につけていても問題なし(2021/10/01施行の新基準。2021/10/01以前登録の車はもっと緩い基準でもOKだが、あまりナンバーが見にくいのは好ましくないと思います)

ナンバープレートの角度さえ守っていれば、とくにナンバーが中心でないといけない規定はないので、巷で売られている左側に寄せたナンバー移動キットでも問題ないのだ。

 

 

JB74ジムニーシエラは再封印が必要

普通車登録のジムニーシエラの場合、リアのナンバープレートは封印されているので、ナンバーを移動したら再封印が必要だ(軽自動車のJB64は通常のビスで固定されているだけなので、再封印の必要なし)。

 

封印を外して公道を走行するのは違反にあたるので、48Rの場合は先にナンバー移動キットの台座のみ取り付けて、陸運局まで自走。陸運局で純正位置のナンバー封印を破ってナンバーをリアゲートに移動し、その場で封印してもらった。

 

詳しい再封印の方法は、別記事で紹介しています。

一般人が陸運局でナンバープレート再封印をしてきた話 〜ジムニーナンバー移設〜

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自分でやれば費用は60円。時間も陸運支局で30分程度でした。

 

 

JB74ジムニーシエラのナンバー台座は「工具で取り外しできないこと」が必要

封印をしても、ナンバー台座がナット留めになっていると、封印を外さずにナンバーを取り外すことができてしまい、封印の意味がなくなってしまう。

従って、ナンバーを止めるナットがナンバー台座に溶接されて工具で回せないようになっている必要がある。

裏がナット留めの場合、軽自動車なら車検OKだが、普通車ではNGになるので注意が必要。

 

また、ナンバー移動キットの台座自体も工具で外せないように固定されている必要がある。これもナンバー台座ごと外せてしまったら封印の意味がないからだ。

とはいえ、これは法律を律儀に解釈した場合で、実際の車検現場ではグレーな部分。ジムニーショップのハイブリッジファースト様のブログにも下記のように記載されている。

JB74シエラに関する注意。

image

普通車は、ボルトを緩めただけでナンバープレートが外れる構造では車検に通りません。
ただここはグレーゾーンなところで、封印がきっちりとついていれば車検に通る都道府県もあれば、写真のように、土台をリベット固定しないとダメと言われる都道府県もあります。
もしダメと言われたら、写真の箇所に、付属の小さなリベットを打っていただければ車検に通ります。土台のほうには穴は開いています。
後からでも、ナンバーを固定している封印のないほうの右側ボルトを外し、ナンバーの右側を下に下げればリベット固定は可能です。
”引用元:ハイブリッジファースト様のブログより”

車検のやり直しは嫌だし、リベットなんて工具含めても2,000円もしないので、自分はリベット打っておこ。

 

JB64ジムニーは軽自動車の規格法規なので、リベットは不要です(そもそもナンバーに封印もないし)

 

ナンバー移動キットの種類

様々なナンバー移動キットが売られているが、取り付け方法別にまとめてみた。

 

穴あけ不要タイプ

ドア挟み込みタイプ

ナンバーの台座はリアゲートに挟み込んで固定するタイプ。

下の画像は48RのJB23ジムニーのナンバー移動キットだが、この手のナンバー台座はリアゲートに挟み込んで、芋ネジで固定する。

このタイプは非常に取り付けが簡単で、台座はボルトオン装着。ナンバー灯の配線作業も簡単で、リアゲートの水抜き穴から内部に通すことができる。

 

ただし、前述のとおり、JB74ジムニーシエラではこの手のナンバー台座を簡単に外せてしまうタイプは車検が通らない場合がある。また、このタイプはリアゲートに密着していないので、リベットも打ちにくい欠点もある。

(48Rは最初ハイブリッジファースト様のこのタイプのナンバー移動キットを買ったが、リベット打ちにくいので売却した)

 

 

スペアタイヤブラケットのボルト穴利用タイプ(センター)

スペアタイヤブラケットの穴を利用するタイプ。

これも元々リアゲートに開いているボルト穴を利用するので、取り付けは簡単。

 

しかもハイブリッジファーストさんのキットは取り付けボルトに穴が空いていて、そこからナンバー灯の配線をリアゲート内に引き込むことができるので、配線用の穴あけも不要だし、余計な配線が見えずにスマート。

 

このタイプもJB74は車検が通らない場合があるので、その際はリベット打ちましょう。

 

 

スペアタイヤブラケットのボルト穴利用タイプ(左寄せ)

スペアタイヤブラケットの取り付けボルト穴に長いステーを装着して、左寄せでナンバーを取り付けるキット。

穴あけ不要で取り付け簡単だし、スペアタイヤも併用できるのがメリット

タニグチさんやアピオさんがこのタイプのキットを販売している。

 

 

JB74のナンバー台座固定問題だが、ここだけの話、スペアタイヤでナンバー台座の取り付けが見えないので車検が通る場合が多いようです(陸運局ごとに判断が異なるので、絶対通るとは言えないが)

 

 

穴あけ要タイプ

リアゲートに直接穴を開けて、リアゲートの鉄板にナンバー台座を固定するタイプ。

余計なステーがないため見た目がシンプルなのがメリットだが、愛車のリアゲートに直接穴を開けるのは、DIYだと超緊張する!

 

48Rはショウワガレージのナンバー移動キット(=タニグチ製)を購入。

 

あとから気がついたけど、ハイブリッジファーストさんのキットは最初からリベット穴が空いていて親切設計やね。

 

 

一方で、ショウワガレージ(=タニグチ)のナンバー台座は、別途リベット用の穴あけが必要。

とはいえ、ショウワガレージに問い合わせたところ、車の内張りをめくらないとナンバー台座を外せず簡単にナンバーを取り外せない構造なので、キットそのままでも車検は通るとのことだった。

確かにリアゲートの内張りをめくるのにリアゲートのロック解除も必要なので、簡単に外せないと検査員に判断してもらえるのかもしれない(これも陸運局で判断がまちまちの可能性もあるり、ハイブリッジファースト様のようにリベット打つ方が確実ではあるが)。

ちなみに、ショウワガレージさんはJB33/43の頃からのこの穴あき要のキットを販売しており、実績はかなりあるとのこと。

 

 

ショウワガレージの穴あけ要ナンバー移動キットの取り付け方法

リアゲートに直接穴を開けるのは緊張するものの、作業は簡単。

 

手順①ナンバー台座にLEDナンバー灯を取り付ける

キットの内容物はこんな感じ。

 

まずは10mmナットでナンバー台座にLEDナンバー灯を取り付ける。

 

 

手順②リアゲートの内張り剥がし

内張り剥がしの手順は下記記事を参照。

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手順③リアゲートの穴あけ

取説の指定位置にマーキングをして、ドリルで穴を開ける。

スペアタイヤに干渉しないようもっと左につけるとか(自分はスペアタイヤレスだが)、多少位置調整はできそうだが、リアゲートの裏側には補強が入っているので場所によってはボルトが通らない。

今回は大人しくマニュアル位置に従った。

 

油性ペンでマーキングしたが、養生テープ貼ってその上にマーキングした方が良かったかな。

マーキングしたら、ドリル歯がズレないようにオートポンチを打つ。

 

いよいよ、緊張の穴あけ。

やり直しが効かないし、ドリルの歯がズレるとリアゲートの塗装に傷がつくのでドキドキものでした。

 

穴を開けたら、穴あけ断面に錆どめとしてタッチアップを塗っておく。

ジムニー純正色のタッチアップを持っていると、他の場所の塗装ハゲの応急処置に使えるので便利。

 

 

手順④リアバンパーの取り外し

純正はリアバンパーにナンバー灯がついているので、リアバンパーのカプラーにナンバー灯の配線がきている。

カプラーにアクセスするため、リアバンパーを取り外す。

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手順⑤ナンバー灯配線の引き込み

ナンバー灯のカプラーまでの配線引き回しはこんなルートどり。

 

手順③で開けた穴に穴あきのゴムパッキンを装着し、ナンバー灯の配線を車内に引き込んでいく。

 

リアゲートから車内へは、リアゲートヒンジ近くの蛇腹を通す。

エーモンの配線通しを使うと簡単に通すことができる(というか、これがないと通せないと思う)。

 

シートベルトの巻き取りベースも配線作業の邪魔になるので取り外す。

 

ボディ内を配線するので、リアバンパーを外したときに見えるプラスチックカバー2個を外す。

 

カバーを外すとパッキンが見えるので、ここから配線をカプラーがあるボディ外側に出す。

 

ナンバー灯の配線を通すため、パッキンに穴を開ける。

ゴムパッキンにナンバー灯配線を通すときは、先端を斜めにカットすると作業しやすい。

 

説明書の指示通り、エレクトロタップで純正ハーネスから電源を取る。

・「キット配線の赤黒」を「純正配線の黄色」へ

・「キット配線の黒」を「純正配線の黒」へ

ちなみに、エレクトラタップで接続する配線の色は「オートライト有り車」と「オートライ ト無し車」で異なるので注意。

・オートライト有り:黄色

・オートライト無し:赤色

 

また、キット配線の黒はアースなので、ボディ内へ引き回さずに、リアゲート内の金属ボルトへアースしてもOK。

 

配線が完了したら、内張りを戻す前に点灯テストをして、OKなら取り外しの逆手順でリアバンパーやリアゲート内張りを取り付けて完成。

 

 

 

手順⑥ナンバー取り付けと再封印

詳しい再封印の方法は、別記事で紹介しています。

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自分でやれば費用は60円。時間も陸運支局で30分程度でした。

 

 

JB64/JB74ジムニーのナンバー移動まとめ

今回、ナンバーの移動キットの中では1番面倒臭い穴あけ要のタイプだったが、作業自体は簡単で、1時間半程度で完了した。

ナンバープレートをリアゲートに移設すると、社外のあらゆるリアバンパーが装着できるようになります。カッコいいバンパーをつけたい人にはオススメのカスタムです(ワタクシメも何つけようか、妄想膨らむなぁ)。w

 

 

他にも「JB74ジムニーシエラ」タグで色々ジムニー 記事書いてます。よろしければ、そちらの記事もどうぞ。









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