PVアクセスランキング にほんブログ村

PR MTB MTBバイクレビュー

KONA HONZO ESD購入【念願のハードテイルMTB 】

ついに買ってしまったハードテイルMTB。

株高でちょっと小金が入ったのと、タイミング良く程度極上バイクがフリマサイトに出ていたので、「今でしょ」と呟きながらポチっちゃいました。

結論から言うと、フルサスバイクを持っていても、ハードテイルは特有の面白さと魅力があり、買って大正解。性格の異なるバイクを所有することで、速さを追求するフルサスバイクに、楽しさに全振りしたハードテイルにと、バイクライフの幅が広がった。乗り分けることで、MTBが多層的にますます楽しくなる。

(以前、200mmストロークのダウンヒルバイクと170mmストロークのエンデューロバイクを持っていたときは性格似ていて多層的な楽しみの部分が薄かった)

 

KONA HONZO ESDを選んだ理由

ハードテイル欲しいな〜と思いつつ、48R的にはゲレンデメインなので、ジオメトリは下りに振ったバイクが欲しかった。さらにその上でクロモリパイプフレームの細身でセクシーなルックスに憧れていた。

 

となると、候補は

  1. Un Authorized 33rpm
  2. CHROMAG DOCTAHAWK
  3. KONA HONZO ESD

あたりがヘッド角度63度と寝ていてリーチも450~460のでロングスラックジオメトリーで乗りやすそうと思っていた。

ただ、1.の33rpmはたまにネットフリマに出てくるが、ドリームビルドなバイクはお値段高いし、安い33rpmは使い込まれた感じで手を出しにくい。

2.はそもそも日本で乗っている人が少なく、ネットフリマにはまず出てこない。

そんなところ、ちょうど株を利確して現ナマ持った状態で程度極上の3.のHONZO ESDとマッチングアプリ(フリマアプリ)でめぐり合ってしまったのだから、招き入れない選択肢はない!すぐに我が家に迎えることした!!

 

あ、そうそう、KONA HONZO ESDのジオメトリーは同社のエンデューロバイクPROCESS Xを参考に設計されており、まるでPROCESSのハードテイルヴァージョン。ヘッド角度はDHバイク並の63度に設定されており、ESDの意味である「Extra Slack Deluxe」文字通りのバイクなのだ。

 

 

ちなみに、各メーカーのハードテイルMTBのジオメトリはこちらの記事でまとめています。

【MTB選び】下り系&AMハードテイルMTB ジオメトリー比較表

ダウンヒルバイクとフルサスを売却して、全てを集約するためのSPECIALIZED ENDUROを買った当時こそ「もうバイクは増やさない!」と思っていたのだが、最近にわかに欲しくなってきたのがハードテー ...

続きを見る

自分で言うのもなんですが、横並びでジオメトリ比較できるので便利ですよ。

 

 

KONA HONZO ESDのパーツチョイス

パーツチョイスはほぼ完成車吊るし状態。

変更点と言えば、タイヤは吊るしのASSEGAIとDHR2があまりグリップ感良くなかったので、一度だけゲレンデ走ったあとサヨナラして、前後ともIRC TANKEN GEKKOTA 29x2.6に変更。このタイヤは粘るグリップと、絶妙なサイド剛性でお気に入り。さらにリアタイヤはリム打ちのお守りとして、XC用の軽量CUSHCOREをインストールしている。

また、完成車には付属していないペダルについては、前オーナーさんがBURGTEC MK5を取り付けてくれており、これはこれでなかなかのホールド感で良好なのでそのまま使用している(個人的にはANVLペダルがお気に入りだが、BURGTECも悪くない)。しかもBURGTECのゴールドカラーがフレームのイエローの「KONA」ロゴと同じ差し色になっており、全体的なまとまりが良い。

 

FRAME MATERIAL Kona Cromoly Butted
SIZES M
FORK Marzocchi Bomber Z1 Grip Damper 150mm Tapered 110mm Spacing
CRANKARMS Race Face Aeffect R
CHAINRINGS 30t Wide/Narrow
B/B Race Face 73mm
PEDALS BURGTEC MK5
CHAIN Shimano Deore
FREEWHEEL Shimano SLX 11-51t 12spd
CHAINGUIDE n/a 
R/D Shimano SLX
SHIFTERS Shimano XT
BRAKE CALIPERS Shimano Deore
FRONT BRAKE ROTOR Shimano RT64 203mm (centerlock)
REAR BRAKE ROTOR Shimano RT64 180mm (centerlock)
BRAKE LEVERS Shimano Deore
HEADSET FSA Orbit 1.5 E ZS
HANDLEBAR Race Face Aeffect R 35(購入時780mmだったのを760mmにカット)
STEM Race Face Aeffect R 35
SEATPOST TranzX Dropper +RAD Internal w/ Shimano Lever 31.6mm
SEAT CLAMP Kona Clamp
GRIPS Kona Key Grip
SADDLE WTB Volt
FRONT HUB Shimano SLX 110x15mm
REAR HUB Shimano SLX 148x12mm
SPOKES Stainless Black 14g
RIMS Race Face AR 30
FRONTIRE Maxxis Assegai EXO TR 3C 29x2.5" WT
→IRC TANKEN GEKKOTA 29x2.6
REAR TIRE Maxxis Minion DHR II EXO TR 3C 29x2.4" WT
→IRC TANKEN GEKKOTA 29x2.6 + CUSHCORE XC
PAINT COLOR Gloss Metallic Black

クロモリフレームにフォークは下りも安心は150mmストロークのMarzocchi Bomber Z1(安価なバイクには安いZ2がついていることが多いのに)。

駆動系は間違いのないシマノSLX&XTで性能十分だし、ブレーキは下りも安心なDEOREの4pod(実はあまり効かなかったが、メタルパッドに変更すれば大丈夫なはず)。ホイールもRACEFACEの30mm幅のワイドリムでパーツスペックに関しては吊るしで十分すぎる内容。

これで新車価格 ¥346,500(税込)というのは(実売価格だと30万円切る)、MTBメーカー屈指のコスパよね。

 

 

マイバイクギャラリー

綺麗なウチにWEB上に残しておく(く〜かっこいい)。

 

 

HONZO ESDレビュー

ハードテイルの感想と、パーツチョイスの感想ごっちゃだけど、白馬岩岳ダウンヒルと近所の里山(狭山丘陵)を走り回った雑感書かせて頂きます。

 

良かった点

  • ロング&スラックなジオメトリーで下りを攻められる。
  • リーチとスラックはエンデューロバイクと同じなので、普段のフルサス乗り換えから違和感ない。
  • 良く動くMarzocchi Bomber Z1はしっかりとタイヤを地面に押し付けグリップする。フロントがしっかりグリップするので、ペース上げやすい。
  • 岩岳のようなフロートレイルなら、フルサスとペース変わらない(ガレと根っこゾーン除く)
  • リアサスがない分、ライダーのアクションがダイレクトにバイクに伝わる。
    バームで蹴り込めば立ち上がりでバイク加速するし、連続パンプでの加速感もリアサスの吸収がないのでダイレクト。
  • ガレや根っこに弱いので、フルサスに比べスムースなラインを考えるのが楽しい。
  • クロモリハードテイルフレームのカッコ良さ(性癖)
  • 吊るしでついてる12速のXTのシフターにSLXディレイラーはバチバチ変速決まる
  • ペダリングでリアサスがヘコヘコ動かないから、バイクが進むし登りも楽(滑りやすかったり凹凸がある路面だと、リアサスあったほうがトラクション抜けないが)
  • 駆動系が優秀で、チェーンガイドないが全くチェーン落ちしない(ハードテイルは振動ダイレクトなので心配していた)

 

良くなかった点

  • ガレ場は振動ダイレクトで身体に疲れとダメージすごい。1日ゲレンデ走るとクタクタ。
  • スピード出るガレの下りストレートは震度7。
  • 根っこ激しい下りを攻めるとリアタイヤ跳ねてとっ散らかる
  • リアが跳ねるので、フルサスほどリアブレーキを使えない
  • フルサス対比、ペダルから足がずれやすい。グリップするペダルやシューズ選びが重要。一度MTBシューズ忘れて、ワークマンの柔らかいソールのスニーカーで走ったときは、岩岳のTJでペタル踏み外して死ぬかとおもた。
  • ミスった時の安全マージンがフルサスに比べ少ない(MTB初級者にはフルサスのほうが安全かつ早く上達すると再認識)
  • シッティングが休憩にならない(小さなギャップ超えるだけで、サドルにアナルを蹴り飛ばされる)
  • SLXの4ポッドブレーキがついているが、それほど効かない(パッド確認したらレジンパッドだったので、メタルパッドにすれば解決すると思われる)

 

 

欠点すら楽しいのがハードテイル

ま、リアサスのないハードテイルではどうしようもない欠点はあるのだが、結局はバイクをどれくらい操れるかがMTB の楽しさの源泉であって、絶対的な速さはその結果でしかない。

ハードテイルって走りの限界は低いのだけど、フルサスみたいに突っ込めないからライン選ぶ楽しさや、リアサスない分バイクの挙動をダイレクトに感じられるところとか、速く走らなくても感じられる楽しさがたくさん落ちている。

今までわざわざ不利なハードテイルに乗る人はまるで苦行をする修行僧だと思っていたのだが、バイクを操る楽しみをたくさん味わえるため乗っているんだなと認識させられたのだった。

 

KONA HOZO ESDはお薦めできるハードテイルMTB

いや〜想像以上に楽しいハードテイルMTB。

KONA HONZO ESDはロングスラックなジオメトリで、そこそこ乗れる人ならガンガンゲレンデで遊べるし、リアサスがない分ペダル効率も良くて結構登れるのでトレイルも楽しめる(シビアな路面だと、逆にトラクション抜けるところもあるけど)。舗装路もけっこうなペースで走れるので、1台あると、オールマイティに遊べるバイクである。

 

48Rにとって、長年フルサスに乗っていてまんねりしたMTBライフに目の覚めるような活を入れてくれる存在で、ブログ読者様もぜひぜひ性格の異なるバイクを所有することをお薦めします(フルサス乗りはハードテイル買って、ハードテイル乗りはダブルクラウンのダウンヒルバイクを買うのが良いかと、勝手なこと言います(笑))

きっと、MTBライフがますます充実しますよ。

 

Pick Up

1

皆様はJB64/JB74ジムニーで車中泊を楽しんでますか? 軽自動車規格で狭い室内ですが、工夫次第では快適な夜を過ごすことができます。 ジムニーでの車中泊も50泊を超え快眠のノウハウも溜まってきたので ...

2

ジムニーのシフトレバーの前にあるトレイってめちゃくちゃ小さくてハイチュウ入れくらいの使い道しかなかったのだが、この使いにく純正トレイを大型トレイに入れ替えてみたら、普通の二つ折り財布も置くことができて ...

3

ジムニーの空気圧について、サイズアップしたり特にLT規格のタイヤを装着したときの空気圧について悩んでいる人も多いかと思う。 ジムニーの指定空気圧は180kPaなのだが、サイズアップしたタイヤの指定空気 ...

4

2018年のデビューから4度のマイナーチェンジを重ねて5型へと熟成が進んだJB64/JB74ジムニー。 マイチェン度に多くの変更点があるので、今回の記事はその変更点についてどこよりも詳しくまとめてみた ...

5

突入防止装置の新基準に端を発するジムニーリフトアップ問題。 突入防止装置がないとリフトアップ車は車検に通るのか通らないのか、詳しくまとめました。 この記事を読むと、どのジムニーが突入防止装置の装着対象 ...

6

歴代200系ハイエースを振り返ろう!の記事。 ワタクシメ、ハイエース200系は1型と4型を所有してきたのだが、同じ200系と言えど、乗り換えるとその変化点の多さに驚かされることしきり。 そこで、今まで ...

-MTB, MTBバイクレビュー
-,