息子のヨツバサイクルのブレーキワイヤーが切れかかっていたので交換修理した。
ブレーキは安全性にかかわるとても重要な部品である。切れてから交換ではなく、日々点検して切れる前に交換しましょう。
ブレーキワイヤー交換方法
今回はブレーキワイヤーのアウターはそのまま、インナーケーブルを交換する方法の紹介である。
インナーケーブルの交換だけなら朝飯前の簡単作業です(10分程度)。
必要な部品
- ブレーキワイヤー(タイコ付き)
- エンドキャップ(ワイヤー末端に装着するアルミキャップ)
今回はブレーキワイヤーとエンドキャップがセットになったものを購入。6本セットで数百円だし、今後の予備にもなるしね。
必要工具
- アーレンキー(六角レンチ)5mm
- ワイヤ―カッター(良く切れるニッパー)
- プライヤー
↑自転車用のケーブルカッターなら、ワイヤーカットからエンドキャップのカシメまで作業ができて便利(48Rはクニペックスのニッパーとプライヤーで作業したけど)。
手順①古いブレーキワイヤーの除去
下はワイヤー交換が必要な状態の息子の自転車。
ブレーキワイヤーがほつれており、ワイヤーが飛び出して危ない。
まずはエンドキャップの手前でブレーキワイヤーの切断。
次に5mmの六角レンチでワイヤーの固定を緩める。
ブレーキレバー側のワイヤーを外していく。
まず、ブレーキのアジャスターとロックナットに切り欠きがあるので、それをブレーキレバーの切り欠きと一直線になるようにする。
そうするとインナーケーブルをレバーから抜くことができるので、あとはタイコが収まる部分の切り欠きにワイヤーを合わして抜くだけだ。
この状態になったら、アウターケーブルから古いブレーキを引き抜く。
手順②新しいブレーキワイヤーの挿入
続いて新品のブレーキワイヤーの挿入。
レバー側は逆手順でタイコ→ワイヤーの順番で取り付け。
Vブレーキのワイヤー固定ボルトにブレーキワイヤーを仮止めする(ブレーキシューとリムのクリアランスは後で調整できるので、ちょっと緩めで大丈夫)
ワイヤー末端の処理。Vブレーキはブレーキ本体にワイヤー末端を格納できるようになっているので、長さを合わせてカットする(このヨツバサイクルはワイズロードで購入したのだが、納車時からワイヤー末端が飛び出してて不満だったが)。
下のような感じで固定する。
ワイヤーを適当な長さにカットして、エンドキャップを嵌め込んでプライヤーでかしめる。
ワイヤー末端はVブレーキに格納。
Vブレーキについているロックバーをかぶせておけば、ワイヤー末端が外れることはない。
手順③ブレーキの調整
最後にレバー側のアジャスターでブレーキシューとリムのクリアランスを調整してブレーキワイヤー交換作業は終了。
このとき、新品ワイヤーは必ず初期伸びが発生するので、新品交換状態で完璧にセットしてもしばらく走行するとブレーキの遊び(ブレーキレバーを引いてもブレーキが動かない領域)が大きくなる。
しばらく走行したら、ブレーキレバーのアジャスターを再度回して、遊びを適宜調整しましょう。
以上、お疲れ山でした。
Vブレーキワイヤ―交換方法まとめ
特に難しい作業はないので、DIYでも簡単修理できます。
とはいえ、ブレーキは安全性に関わる重要な部品なので、自分で交換する自信がないなら、お店を頼った方が吉です。
以上、参考になれば幸いです。