Polygonというとあまり聞きなれてないかもしれないが、インドネシアのMTBメーカーで、最近はダウンヒルワールドカップでも勝利をおさめる注目メーカーだ。
今年のお遊びバイクとして、Polygonのフルサスのダートジャンプフレーム TRID ZZを重力技研さんで組んでもらったので、ご紹介する。
どこでも遊べるとても楽しいバイクで買って本当に良かった。
購入経緯
ここ最近、意識が高い系のMTBerが練習用にダートジャンプやスロープスタイル系のMTBを相次いで購入していると聞いた。
自分はいきなりゲレンデダウンヒルからMTBに入ったようなものなので、マニュアルやバニーホップなどのトリックがすこぶる苦手!とはいえ、ここらへんのトリックはダウンヒルでも使えるとタイムアップ間違いなしなのだ。
マニュアルアップができるとギャップのこなしが容易になるし、バニーホップができると空中にラインが描ける。いまよりラインどりの幅が広がること間違いなしなのだ。
よーし、練習するぞ〜。おじさんやる気になっちゃったぜよ(単純)
あ、ちなみにコイツを買うため、Mondraker Duneはヤフオクへ。
ダウンヒルバイクとエンデューロバイクって用途近いしね。なんて思って売却したが、いざダウンヒルバイクと今回のダートジャンプバイクの2台体制になると、登れるバイクがない!!
友人がMTBは最低3台必要って言ってたけど、そういうことか!
Polygonってどんな自転車?
あまり聞きなれないかもしれないが、インドネシアに本拠地をおくMTBメーカー。
実はここ最近はワールドカップダウンヒルでも上位で活躍している(2017年は天候の運もあったけど初優勝もしている!)世界から注目を集めるブランドなのだ。
比較的安めの価格設定で、今回購入したTRID ZZはROCKSHOXのリアサスがつくフルサスアルミフレームながら9万円台。
ヨーロッパや北米系のメーカーに比べると2/3以下くらいの価格設定だ。
今回購入先の重力技研の萩原さんいわく、つくりはそれほど良くはないらしいが、ジオメトリーはトレンドを押させており、とても乗りやすいとのこと。
バイクの仕様
今回のパーツセレクトはほぼ重力技研さん一任。
フォークはROCKSHOXのPIKE DJが希望とお伝えして、あとは価格を抑えながらも外れがないパーツで組んでもらった。
何通りか見積もりを作ってもらって、最終的には次のような仕様で組んでもらった。
フレーム
リアサスはROCKSHOXのモナークR。
リアエンドは12 x 142mm
テーパードヘッドチューブ
シフトケーブルはフレームインナー通し
フロントフォークはPike DJ
リアショックがROCKSHOXだし、前からROCKSHOXを使ってみたかったのでPIKE DJを選択。
100mmストロークで、DJ用なのでめちゃくちゃ硬い。
サグ、5%くらいかな(笑)
ブレーキは重力技研イチオシのMAGURA
ブレーキはちょっと奮発してMAGURAのTRAIL SPORTS 。
マグラの前4pod 後ろ2podの最新ブレーキだが、コイツはとても気に入った。
レバーを引いて、パッドがディスクに当たりだしてからのコントロールが秀逸。レバーの引き具合にリニアに制動力が立ち上がるので、とてもコントローラブルだ。
普段はSHIMANO SAINTを使っているが、パワフルさならSAINTだが、コントロール性やブレーキタッチならMAGURAに分がある感じ。
ハンドルステム
SPANKで揃える。
ポジションは重力技研さん一任。スタッフさん(元4Xのレーサー!)もTRID ZZを乗っているので、身長を伝えて選んでもらった。
ローライズのハンドルが主流の中、ライズ高めのハンドルはなんだか個性的でかっこいい(自画自賛)。
クランク、シフト関係はエントリーグレード
シフターはZEE、クランクはSLX。
重量を気にするバイクでもないし、軽量化の重要性も低いのでエントリーグレードで価格を抑えた。
これで十分。まったく問題なし。
ホイールは頑丈仕様
重力技研ハブに重力技研ダウンヒルリム。
ハブの回転は良いし、ダウンヒルリムなので頑丈でハードな使用にも耐えるし、長く使える。
48Rは安いグレードの完組みホイールはあまり信用していない。以前、devinci Wilson 27.5の完成車ホイールをすぐに曲げてしまったので。。。
そのあとにダウンヒルバイクは重力技研さんの手組みホイールに入れ替えたのだが、ノートラブル。
やはり実績のあるショップさん手組ホイールの安心感半端ない。
サドル&シートポスト
完成車外し品を安く売ってもらう。
座らないからとにかくイスがあればオッケー。
パーツリスト
表にまとめる。
Frame | polygon Trid ZZ |
Rear Shock | ROCKSHOX MONARCH R, 7.5”X2.0”(190X51mm), M8X22mm |
Fork | Rock Shox Dike DJ 100mm |
Head Set | Polygon 44/56mm |
Stem | SPANK 50mm reach |
Handlebar | SPANK , 50mm rise |
Grips | SPANK |
Seatpost | POLYGON PIVOTAL, 30,9mm, 200mm |
Saddle | POLYGON PIVOTAL saddle |
Brakes | MAGURA Trail Sport Front180mm Rear 160mm |
Rims | 重力技研ダウンヒルリム 26inch |
Hubs | Front: 重力技研ハブ 15 x 100mm, Rear: 重力技研ハブ 12x142mm |
Tyres | Schwalbe Table Top 26 x 2.35 |
Crankset | Shimano SLX 32T |
Bottom Bracket | Shimano Saint |
Chain | 10 speed |
Rear Derailleur | Shimano ZEE 10 speed |
Shifters | Shimano ZEE 10 speed |
Cassette | Shimano 105 11-28T |
pedal | FLV flat pedal |
インプレッションとまとめ
チャリを操るのがとても楽しいバイク(下手なので操りきれてないけど)。
DJフレームは操作性が良くてレスポンスも早いので、ストロークの長いMTBに比べると車体挙動がダイレクトで面白い。マニュアルアップはしやすくなったし、パンプトラックでプッシュのタイミングも掴みやすい。
スキルアップの練習に最高だし、パイクパークだけでなく近所の公園でもバニーホップの練習で遊べたり、遊びの幅が広がる一台となった。
とても気にったので、大事に乗らせていただきます!