先日、立てかけてたMTBが倒れてついたインナーチューブの傷(涙)
このまま使用し続けるとダストシールが痛んでインナーチューブにオイルが滲んでくるので、傷補修をした。
補修は簡単なので、傷放置は良くないですよ!
傷の補修方法
傷ついたインナーチューブの状態
すごく大雑把に書くと、インナーチューブに傷が入った状態は下図のように傷周辺が鋭く盛り上がった状態になっている。
実際に指の腹でなぞると引っかかる感じを受けるはずだ。
この状態でフロントフォークをストロークさせると、傷周辺の盛り上がりがオイルシールを傷つけてしまう。
オイルシールがダメージを受けると、インナーチューブにオイルが滲んだり逆に汚れが中に入ったり、内部の潤滑油が不足して部品の磨耗も促進されてしまうのだ。
3年前の富士見の大岩で転倒した時もインナーチューブぶつけてこんな感じ。
この時は翌日がレースだったのでこのまま使用せざるを得なく、ダストシールをすぐにダメにしてしまった。
ちなみに、インナーチューブ を交換すると、22,500円もする(シングルクラウンなら、もっと高いかも)。
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フォークの傷は、自転車にも財布にもダメージ大きく凹むなぁ。。
補修方法
傷でえぐれてしまった部分は諦めるしかないが、傷周辺の盛り上がりを削るだけで、オイルシールへのダメージは大幅に減らすことができる。
やり方としては、耐水ペーパーで400/600/800/1000とかけて傷周辺の鋭い盛り上がりを落としていく。
耐水ペーパーは400/600/800/1000番。
インナーチューブを耐水ペーパーでゴシゴシ擦ってカシマコートハゲないの?と思うかもしれないが、実際は数十回擦っても大丈夫(自分もハゲるかと心配だったが杞憂に終わった)
まとめ
エッジを落とすだけなので、完全に補修できるわけではないのだが、傷でエッジが立った状態で使用を続けるとすぐにシールがダメになってしまうので、すみやかな応急処置をオススメします。
エッジを落としても傷の凹みから上がってくるオイルはごく少量あるのだが、シールが死ぬよりはるかに量が少なく普通にライドする分には問題ない。
48Rは耐水ペーパーをかけた状態のフォークで既に5,6回乗っているが、べとべとになるようなオイル漏れも発生せず、快適にライドできている(次のフォーク買い替えまで、この状態で凌ぎたい)
参考になれば、幸いです。