今回は48Rのハイエースに設置しているベッドについてご紹介。
市販のベッドキットは高価ですが、今回は安く簡単にすませるコンセプトでベッドを作成してみました。
1万円90分で作った割にはかなり上出来、7年以上経った今でも、全く不具合なく、十分に満足しております。
車中泊用にお手軽ベッド製作
今回はシンプルに作るということを徹底した結果、材料費は1万円、所要時間90分でベッドが完成してしまった。
マットレスは別途敷く必要があるのだが、家でいらなくなったダブルサイズの低反発マットレスがピッタリ。安くできたうえ、ニトリの低反発マットレスの寝心地も最高で、とても満足のいくものができた。
ちなみに、1万円の内訳は
材料費1万円の内訳
・コンパネ1280円 x 2枚 2560円
・角材 678円 x 3本 2034円
・支柱 800円 x 7本 5600円
シメて10194円。
マットレスは別途だけど、たったこれだけの予算で作ったベッドでも、荷室に浮かせて寝室スペースを造れりゃスペース効率大幅アップ!
フラットな睡眠スペースとその下の荷室スペースの使い勝手は、スキーやスノーボードの遊び車としては最高だ。
ちなみに、今回のベッドは、荷室の床貼りをしているのが前提。
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【載せるだけ】ハイエース200系 床貼りDIYキットを取り付けてみた
前のハイエースのように床貼りを本格的にすると超大変なので、今回は載せるだけの簡易床貼りキットにしてみました。結果、載せるだけキットでも使い勝手に問題なく、さらにあっという間に取り付け完了で大満足!もうこれで十分という感じです。
床貼りをしていると、ベッド下の収納スペースの使い勝手も良くなるのでおすすめ。
お手軽ベッドの作り方
素人DIYでも簡単作成の48流。
ベッドの支柱は鋼製束
まずはベッドの支柱。
鋼製束という、住宅用の補強パーツ?を使う。
耐荷重は十分だし、高さも変えられるので、ベッドの支柱にとても使いやすい部品。
大型のホームセンターなどで売っている。
鋼製束の配置
まず、縦に角材を3本並べてベッドの土台としたいので、左、中央、右の3列分支柱を立てる。
左右は鋼製束二つ、真ん中は鋼製束三つの配置。
次に置く角材が落ちないように、支柱の台座は角材が落ちない方向に向ける。
具体的には、左右の支柱は壁を向け、真ん中の支柱は、右、左、右、のように配置(上の画像を見ると意味がわかるはず)
鋼製束は床に木ねじで固定。
横方向の力は加わらなはずなので、支柱一個につき2箇所しか固定してないが、それで十分、支柱にかかる負荷は垂直方向が支配的なのでそれほど気を使わなくて大丈夫。
電動ドリルで鋼製束の固定用木ネジをガンガン打ち込む。
土台の角材を配置
次にベッドの土台とするために、支柱に角材を乗せていく。
特に固定せず、鋼製束に置くだけ。
角材を乗せる鋼製束の台座が「L字状」になってるので、とくに固定せずとも落ちることはない。
ベッドのフラット面をつくるコンパネ設置
角材で土台を作った上に、ベッドのフラット面を作るためにコンパネを乗せる。
コンパネのカットがベッドを綺麗につくるキモの作業。
これは床貼りのときに使ったポンリュームのあまりを使うと余裕のよっちゃん。(ポンリュームについては、こちらの記事参照)
↑乗せるだけの床貼りキットの作業風景。
この時のポンリュームの余りを使って下の画像のように型取りをする。
ちなみに、ベッドは左右で二分割なのだが、真ん中で割っても良いし、48Rの場合はラゲッジスペースの使い分けのため、あえて左右非対称にした。
型取りしたコンパネをジグソーでカットしてベッドのフラット面とする。
ジグソーは世界のマキタがさくさく切れて使いやすい。
最後はカットしたコンパネを設置
難しい作業はなし、土台に乗せるだけで完成。簡単だし、時短。
床張りキットの余りのポンリュームで型どったので、荷室にぴったり寸法。
え、固定しなくて大丈夫かって?コンパネが荷室の壁面にぴったりなので、固定しなくとも台座の角材からずれることはないので、落ちる心配なし!
実際に7年以上一回も落ちたことはない!
と、ここまでの作業、本当に90分でできてしまった(相当な手抜きだけど)。
余裕のDIY。
1万円ベッドはこんな感じで使う。
色々と使い方のバリエーションがある。
左右非対称カットなので次の三通りの使い方が可能。
1.ベッド小、荷室大
2.ベッド大、荷室小
3.全面ベッド
48Rの場合、自転車とベッドの組み合わせで使用することも想定しているので、荷物の大小により、ベッドスペースとラゲッジスペースを調整するため、上記のような左右非対称の仕様とした。
(ちなみに、画像ではまだ未施工だが、片側ベッドの場合は、コンパネが落ちないようにコンパネに6mmの穴を開けて、角材にタイラップで固定している)
スキー、スノーボードに行くなら、全面ベッドで車中泊スペースを確保しつつ、下部スペースにボートやブーツを収納できるスペースを確保。
チャリンコなら下画像のような感じで、自転車を積みながら一人分のベッドスペースを確保できるように使用している。
チャリンコ&ベッドポジション。
街の声
ツイッターからの流入をたどってみると、ワタクシメより上手に作成されている方がいらっしゃいました。
日暮れまでに間に合ったー! pic.twitter.com/7OG7ptYUM1
— つがたく (@tsugataku) 2018年2月4日
4.5:5.5くらいの分割で作ったので、5.5の方にセローも積めました。この辺は作ってみないと分からないことですが、GROM積んだりセロー積んだりは毎日のことなので、使い勝手の良し悪しがとても重要なのです。 pic.twitter.com/roej2Zl2J7
— つがたく (@tsugataku) 2018年2月4日
荷室にダブルベッド用マットレスが丁度ピッタンコ。低反発と高反発の二枚重ねで家族を呼んだら、みんなゴロゴロとダメ人間になってしまいました。これは快適だわ。 pic.twitter.com/VOhE6PpaMC
— つがたく (@tsugataku) 2018年2月9日
コンパネ1枚ものだと持ち運びや収納が大変なので、半分に切って取っ手を抜きました。これなら片手に2枚持って持ち運べる。 pic.twitter.com/cwuzBoiXd7
— つがたく (@tsugataku) 2018年2月11日
カーゴスペース、ひとまず完成。楽しかった! pic.twitter.com/MS9ItNL6m7
— つがたく (@tsugataku) 2018年2月12日
勉強になります。ベッドの4分割化、取っ手付きアイデア素晴らしい!
ハイエースを車中泊仕様にすると、ほんと最高の遊び車
48Rの場合、コンパネの上にダブルベッドサイズの低反発マットレスを2枚重ねで敷いている。これで宿と同じクオリティ、いや、車で完全個室ということを考えると、自宅同等以上のクオリティで睡眠取れる。
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車内ベッドに『低反発マットレス2枚重ね』で超快眠!ハイエースの車中泊に
爆睡間違い無しの低反発マットレスの2枚重ね技!寝心地良すぎて二度寝注意。
ハイエースにしっかり寝れるスペースを作ると、宿よりよっぽど気楽。
駐車場があればどこでも寝られるし、宿の時間に縛られない。
遊びたい場所のすぐ近くで、家と変わらないクオリティの睡眠が取れるので、とっても効率的、気合十分ってなもんですわ。
本当に作って良かったハイエースベッド。
ベッドの土台に最適の鋼製束。今回のMVP。こいつのおかげで安価にベッドが作れた。
48Rの車中泊DIYカスタムは、こちらの記事でまとめてます。
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その他にも快適車中泊グッズを紹介しています。
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