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BC Stream DR161とDR155Wの比較レビュー

2年前からカービングにどハマりして、すっかりラマ先生信者の48R。

先生がBC StreamからリリースしているシグネチャーボードDR161を使っていて、さらに今シーズンは気になっていたDR155Wも手に入れた。

DRはパウダーボードでありながらカービング性能も高く、板の履き替えなしで、朝はパウダー午後はゲレンデフリーランなど、1日中遊ぶのに最高な板。

今回、サイズ違いでどう乗り味が異なるか、インプレしたいと思います。

 

DR157SQと155Wの比較も別記事で書いてます。

 

比較する人

ブログ筆者48Rが比較テストした。

一応ざっくり足前を書いておくと、スノーボード歴は12年のサンデーボーダー(年間滑走日数20日〜30日くらい)

ホームゲレンデは白馬の八方尾根で、パウダーや地形で遊ぶフリーランがメイン。

カービングは2020年シーズンの2月末から足試しとしてJSBAの検定を受けて、2級→1級→Tech1までトントン拍子で合格。Tech2は未受験だったけど、Tech1で加点5程度なので、Tech2は全然届かないでしょう。検定をきっかけにカービングにハマりました!

まあ、Tech1は持っているので、ちょっとカービングはできると言えそうです(ちなみに、ガチカービング勢ではないので、F15 R-12の横乗りダックスタンス、ツインチップで合格)

ラントリは180系やリバースターン(ヒール、トゥー両方向)、ビッテリーを組み合わせて楽しんでいるレベル。高回転系は苦手です(今シーズン練習中)。

トリックはヘタッぴなので、今回はカービングよりの目線での評価です。

 

今回は同じ日にビンディングをなんどもとっかひっかえ付け替えたりして比較したのだが、交換作業は電ドラにかなり救われた!

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(パウダーは賞味期限があるので、同日比較はしてないです)

 

BC Stream DR比較インプレ

板のスペック

DRのスペックの比較はこんな感じ。

DR155Wの特徴はなんといってもウエスト幅272mmもあるワイドボード。

48RはF15 R-12のダックスタンスなので、ウエスト260mmのDR161でもドラグが問題になっていたので、ワイドボードは是非とも一度は試してみたかった一枚。

DR162Wも気にはなっているが、フリーランしながらのトリックも重視したいので、取り回しの良さそうなDR155Wを購入した。

 

ちなみにセッティングは、F15 R-12 スタンス幅54mm セットバック3cm(推奨位置はセットバック5cmなので、2cmセットフロント)です。

 

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パウダー性能

どちらもパウダーではオールマイティなのだが、細かくポジショニングするとDR161はオープンバーン寄りで活躍し、DR155Wはツリーランが得意な感じ。

 

DR161はDR155Wより少しノーズがしっかりしているので、高速での安定感があり、大きなターン弧で高速パウダーランや地形を攻めるのが楽しい。

上画像は白馬八方のバックカントリーエリアだが、沢地形にハイスピードで突っ込んで思いっきり当て込むと、足裏から適度な抵抗を感じつつ、壁を撫でるように安定して大きなスプレーをぶち上げることができる。これが最高に気持ち良いのよね。

 

DR155Wは板が太くトップが柔らかいので、初速から板がよく浮く。浮力が高いので低速での取り回しがよく、ツリーランでも自由なライン取りが可能だ。

うねりがあるツリーランでもDR155Wならクイックに滑れるので、水を得た魚のように飛び回れる。

また、DR155W浮力は良いがトップスピードは抵抗になるのかなと思ったが、DR161と同じくらい速く滑ることもできる(トップが浮いてテールが沈むと抵抗が大きくなるので、パウダーで板と雪面が平行になるように荷重コントロールはする)

 

荒れパウに関してはDR161は凹凸を潰してターンできるのでシュプールが何本も入ったパウダー後半戦にも強い。パウダーをしつこく滑りたい人に向いている。

DR155Wは荒れてくると、ノーズが圧力を受けすぎるので、なかなかしんどい。対策として、シュプールを横切ったときのトップの衝撃を面でいなして足元間のセンターでターンをコントロールする感じで乗ると、結構行ける。

 

上記のインプレはあえて得意な場面を書いたもので、もちろん161でもツリーラン楽しいし、155Wでオープンバーンもかっ飛ばせる。どちらもパウダーでは十分なオールマイティ性能は備えているのは付け加えておく。

BCエリアにもガンガン担いで行っているよ。

 

 

カービング性能

面が綺麗な斜面での深回りカービングは、圧倒的に155Wが良い!

板が太いのでダックスタンスでもドラグしないし、しなやかで太いトップがターン初期から雪面を捉えてぐいぐい曲がる。ターン切り替え直後から強い遠心力が発生するので、谷周りから手のひらを手首までビタビタハンドスライドでカービングターンができる。どこまでも板を立てれそうな感覚は今までになく新鮮で、ワイドボード買って良かったと実感した瞬間だ。

そしてターン後半の抜けも良くて、板を走らすこともできるし、飛んでトリックに繋げるのも自由自在。

深回りのカービングが超楽しい!

でも、ワイドボードでトップが柔らかめという変わった特性の板なので、操作感にはちょっとクセがあり、それなりに板に歩み寄って操作する必要がある。ターン切り替えた瞬間からしっかりと前足でエッジングをコントロールできるレベルでないと、本来の良さは味わえないかも(1級ギリギリ合格レベルなら難しい?かも。ラマ先生も55Wは難しいから57SQ作ったと言っている)

48Rも10日以上は乗り込んでいるが、こう乗るとこう板が動くのかと乗るたびに発見があり、とても楽しい板だ。

 

一方でDR161は降雪直後の圧雪やザラメなど、強く角付けすると掘れるような雪質ではドラグしてしまい、思いっきりぶっ込んだターンだとちょっとものたりない(前振りセッティングとか、ブーツサイズ25cm以下なら大丈夫かもしれないが)。

とはいえ、これはビタビタに板を立てようとした時の話であり、普通にカービングする分には十分に切れるし走る板。

48Rは1級はDR161で取ったし、tech1も使おうか迷ったくらいカービングはしやすい(基礎板持ってなくて、ツインかパウダーボードで迷った)。

 

 

 

トリック性能

トリックはそれほど技術もないのを前提に書かせていただくが、DR155Wは短めなので、180したりリバースターンを打つ時のスイングウェイトが軽く、技を出しやすい。また、DR155Wはトップも柔らかいので、小さなきっかけでも板が大きく動いてくれ、ノーリー系の技も軽く打つことができる。

 

DR161はグラトリするにはちょっと長いので、よっこらしょ感を感じざるを得ない。

 

トリックする時は、板の幅の大小によるメリットデメリットはあまりないように感じる。

 

 

フリーラン

八方メインのスノーボーダーだと、深くカービングするより、広いコースをかっ飛ばしたり壁に当て込んだり、落ち込み飛んだり、ゲレンデを縦横無尽にフリーランをすることが多い(八方で深回りのカービングすると、基礎スキーヤーと衝突しそう)。

そういう滑りをする時は、DR161のほうが板がしっかりして安定感もあり気持ち良く滑ることができる。

 

DR155Wはウエスト272mmもあるワイドボードなので、どうしてもレスポンスは遅い。ハイスピードで滑っている時は、ちょっとのレスポンスの遅れでラインが大きくずれてしまうので、どうしても乗りにくさに繋がるし、危機回避も遅れて怖さも感じる。

 

ローカルネタで申し訳ないが、八方ではなく岩岳をゴンドラ回しでクルーズするなら、そこまでスピードはでないのでDR155Wでも問題ないです。

 

そうそう、そういえばBC Streamの板って、かなりソールが走る!

友人とスノーボードしてても、止まりそうな緩斜面の林道とか連絡コースでも1番板が走っている。緩い林道でもスピードつけて壁に当てこめるので、同じコースでも前に乗っていた板より楽しめるようになったのは嬉しい誤算(今まで走らない板乗ってて、スノーボード損してたね)。

ちなみに、使っているワックスはシーズン前のホットワックスと、シーズン中はハヤシワックスのリキッドワックスのみです。

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まとめ

DR161もDR155Wどちらもパウダーボードでありながらカービング性能も高い板。

パウダー大好きだけどカービングも同じくらい好き、板を履き替えることなくそのままカービングも楽しみたいって人には最高である。

そのなかでも高速フリーラン寄りなDR161、深回りカービング&トリック向けなDR155Wと正確が異なっているので、48Rは滑る場所、メンツによって使い分けている。

 

どちらか1枚って言われたら、深まわりカービングが楽しいDR155Wかな。ワイドボード&柔らかめ&短めという唯一無二の板は乗り込むほどに発見があって、全然飽きが来ない!

少し変わった板に乗るのも、スノーボードがマンネリしなくて楽しいです。

 

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あ、そうそう、実はDR157SQ予約済みなので、来シーズンはまたインプレ記事あげたいと思います。

 

*2024/02/18更新*

DR157SQと155Wの比較も書きました!

 

 

 

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