ジムニーで人気のBFgoodrich KO2がKO3に進化して登場した。
KO2はA/Tタイヤの中ではアグレッシブなパターンと「BFgoodrich」のホワイトレターで人気のタイヤだったが、その発展型であるKO3はどのようように進化したのか、じっくり見ていきましょう!
外観は少し大人しくなったKO3
まずは外観の比較。
ぱっと見大きく変わったのがトレッドパターン。これまではA/Tタイヤのなかでも溝が太く複雑なブロック形状でアグレッシブな印象だったKO2だったが、KO3は溝が狭くなりブロック形状もやや単純化され、少し大人しくなった印象だ。
トレッドパターンを真正面からみてめ、KO2のほうがオフロード感のあるルックスである。
一方でサイドウォールはKO3もゴツゴツしており、真横から見た印象はアグレッシブでカッコ良い。
ホワイトレターもBFgoodrichだと一際映えるよね。
KO3の特徴について
トレッドパターンについてはKO2の弱点だったオンロードグリップを改善するため、溝の割合を減らして接地面積を稼ぐことでグリップの改善を図ってきていると思われる。
また、剛性が低いブロックは偏摩耗しやすいのだが、全体的にブロックの形状を大きくしているので、偏摩耗抑制も狙ったパターンである。
サイプ(細い溝)については、サイプを刻むほどエッジ効果と呼ばれる角でひっかくことによるグリップを稼げるのだが、サイプを刻み過ぎるとブロック剛性が低下して偏摩耗や剛性感の低下を招いてしまう。そこでKO3はサイプをジグザグにすることでブロックが倒れ込むのをギザギザが支え合うことでブロック剛性の低下を抑制している設計になっている。
サイドウォールに関してはグリップに関係ないので、KO2同等のアグレッシブ感はキープしたものと思われる。
ぱっと見の印象だが、KO2よりオンロード走行性能と偏摩耗を進化させたパターンだと思う(もちろん組み合わせるトレッドコンパウンドもグリップ重視や摩耗重視などあるが、見た目ではわからないので考察は割愛)
ジムニーに最適なサイズもラインナップ
今回は嬉しいことにKO2にはなかったジムニー純正サイズもラインナップ。また、純正車高から1インチアップに最適な215/70R16や、3インチアップにぴったりな225/75R16など、ジムニーカスタムに最適なサイズもしっかりラインナップされている。
48RはBFgoodrich KO2は履いていたのだが、性能はブリヂストンやTOYOに劣るものの(劣るとはいえ、不具合はないよ)、やはりごつごつしたルックスと「BFgoodrich」の雰囲気はジムニーの四駆らしさをより引き立て非常に所有感を満たしてくれるものであった。
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その進化版のKO3も楽しみなタイヤですね。
他にも「JB74ジムニーシエラ(☜クリック)」カテゴリーで様々なジムニーに関する記事書いてます。よろしければ、そちらの記事もどうぞ。