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チューブレスタイヤのビードを簡単に上げる方法【自転車MTBメンテナンス】

昨今MTBで主流(ロードでも流行っているの?)のチューブレスレディタイヤだが、ビードがなかなか上がらず苦労した経験を持っている人も多いのではないだろうか。

コンプレッサーを持っているなら一発だが、なかなか一般家庭でコンプレッサーまで持っている人は少ないので、チューブレスタイヤのビード上げはなかなか骨の折れる作業である。

今回はそんなビードを簡単に上げる方法を紹介します。

 

簡単なビード上げ方法

もうね、フロアポンプで苦労するくらいならコストをかけてでも簡単にビードあげた方が良いと思っています。

今回紹介するCO2インフレーターを使用する方法だと、ボンベ代金200円/タイヤ1本 かかるが、時間と労力を考えると十分ペイできていると考えている。

 

必要工具

  • CO2インフレーター
  • CO2ボンベ

CO2は16gの一番小さなサイズで2.6 x 29サイズタイヤでもビード上げできている。CO2ボンベは自転車用だと16g、20g、25gが流通しているが、容量が大きくなると価格も急激に高くなるので、16gボンベでビード上げらるならそれに越したことはない(16gのボンベは200円弱、25gのボンベは16gの1.5倍の容量だが値段は4倍するのでコスパが悪い!)

 

CO2でビードを上げてみる

まずはフロアポンプで1チャレンジするのが48rider流。空気はタダなので、フロアポンプでビードが上がるにこしたことはないのだ。

とはいえ、フロアポンプで頑張るのも超しんどいので、1チャレでビード上がらない場合は早速CO2インフレーターの出番。

こんな感じで、フロアポンプで上がらなかったビードが一発で上がります。

(「エラー153が出ている場合は、「YouTubeで動画を見る」をクリックしてください。最近ブラウザの埋め込み調子悪い。。)

 

CO2インフレーターによるビード上げは26インチから29インチまで色々試してきたが、ほぼビード上げに成功している。過去一度だけCO2インフレーターでビードが上がらなかったことがあるのだが、その時は固まったシーラントが付着した中古タイヤにリム側にも固まったシーラントが残っている状態で、この時はCO2インフレーターでも不可能だった(固まったシーラントのせいで、密着悪かった)。とはいえ、この時も新品タイヤに変えてやってみたらインフレーターパツイチでビードが上がったので、やはりCO2インフレーターは偉大なのだ。

 

次からは具体的な手順を紹介する。

CO2インフレーターは正しくセットしないと、ただCO2がダダ漏れする悲しい結末になってしまうので、確実にセットしてください。

 

手順①仏式バルブ(フレンチバルブ)の小ネジを緩める

まずはバルブキャップをとり、バルブコアについている小ネジを緩める

上画像の小ネジを手で回すと緩む。

 

手順②小ネジをワンプッシュして少し空気を抜く

バルブコアがバルブに張り付いているので、バルブコアをワンプッシュして固着を解いてやる。

 

手順③CO2インフレーターをセットする

CO2インフレーターはオープンにすると針がCO2ボンベの蓋を突き破ってエアが出てくる仕組みである。セット中にエアが漏れないようCO2ボンベをセットする前に必ずクローズになっていることを確認する。

 

CO2インフレーターのリングを回して、バルブのネジ部にインフレーターをねじ込んで固定する。

ねじ込みが甘いとエアが漏れるので、確実にリングが回らなくなるまでセットすること!

 

手順④CO2ボンベをセットする

CO2ボンベをインフレーターにねじ込んでセットする。

この時も回らなくまでしっかりセットしよう。

 

 

手順⑤CO2ボンベを解放する

最後にCO2インフレーターをオープンにすると、勢いよくエアが噴出され、パンパンッとビードが上がる。

 

 

その他のビード上げ方法

コンプレッサー

サンデーメカニック憧れのコンプレッサー。

楽だしエア量多いしでビード上げはお手のもの。エアツールも使えるのでめちゃくちゃ便利だが、設置場所や騒音の問題もありなかなか導入がムズカシイ。

 

タイヤブースター

フロアポンプで一時的にボンベにエアをため、それを一気に解放することでビードを上げる道具。

原理は分かる。

だが、フロアポンプでこのボンベにエアを充填する作業の大変さたるや。。

48Rが持っていたタイプ(スペシャライズド製)は9.7barまで充填できるのだが、フロアポンプで9.7barまで充填するだけもうこれ以上整備したくないくらい疲れてしまう(夏ならTシャツ汗だく)。そして、9.7barが大変だからと7barくらいで妥協してエア解放すると、ビードが上がらなくてまた振り出しに戻る始末。この時点で精も根も尽き果て、空を見上げてしまった(遠い目)。

ウチではCO2インフレーターを導入して以来、タイヤブースターが表舞台に出てくることはなくなってしまった。

 

 

CO2インフレーターによるチューブレスタイヤのビード上げまとめ

自転車整備で大変なチューブレスタイヤのビード上げ。

CO2インフレーターは一発あたり200円程度かかるものの、フロアポンプやタイヤブースターの手間や時間を考えると1分程度でビード上げが完了してしまうので、コスパもタイパもかなり高いと思っている(フロアポンプで四苦八苦した人なら分かると思う)。

フロアポンプで上がらないなーと思ったら、さっさとCO2インフレーターに頼りましょう。

 

あ、そうそう、フロアポンプでもビード上げるコツみたいなものはあるので、また機会があればブログで紹介します。

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