今回は作業の備忘録。
SUMMUMで使っている『TRUVATIVEのパワースプライン規格』のクランクの取り外し方を簡単にメモる。
『シマノのオクタリンク』や『FSAなどのISIS』と作業方法は基本的に同じなので参考になれば幸いです。
パワースプライン規格のクランク、超重いので交換したほうが良いですよ(笑)
パワースプライン、オクタリンク、ISIS規格とは
パイプ状ボトムブラケット軸と、クランクアームを繋ぐセレーション嵌合方式である。
(画像はオクタリンク)
パワースプライン、オクタリンク、ISISとも同じような方式なのだが、クランクアームと嵌合する部分の形状が異なるため、残念ながら互換性はない(自転車は専用規格が多いので困る)。
BB形状はこんな感じ。
・パワースプライン規格BB
・オクタリンク規格BB
・ISIS規格BB
コッタレス抜き(クランク抜き工具)は共通
嵌合方式のクランクはコッタレス抜きがないと外れない。
今回はPWTという聞きなれないメーカーだが、オクタリンクでもISISでもパワースプラインでもスクエアテーパーでも自動判別して外せるコッタレス抜きを購入した。
お値段は送料込みで800円弱。
シマノの純正工具は高い上、クランクの規格によって先端パーツを変えなければならない。
しかしPWTのこの工具は先端形状がどの規格のクランクでも外せるような神形状になっているのだ。
レビューを見ると、工具の剛性が足りなく固着したクランクには向かないらしい。
古い自転車で固着が心配な場合は奮発してシマノ純正工具を買った方が良いかと思う。
シマノならTL-FC10のコッタレス抜きと、アダプターTL-FC15を変えばオクタリンクやISIS規格のクランクを外せる。
クランクの外し方外し方
パワースプラインでもオクタリンクでもISISでも作業方法は共通。
①キャップボルトを外す
コッタレス抜きを挿入する部分にキャップボルトがあるので、8mmのヘキサゴンレンチで取り外す。
(汚い自転車ですみません、前回マッドコンディションを走ったので)
②クランクアーム軸にコッタレス抜きを挿入
コッタレス抜きをクランクアーム軸に挿入する。
③8mmのヘキサゴンレンチでコッタレス抜きの六角ボルトを閉める
コッタレス抜きの六角を閉めると、コッタレス抜きの外郭に対し中央部がどんどん自転車側に入っていき、BB軸を押し出してクランクが外れるようになっている。
超簡単。
専用工具があれば、片側5分もかからん作業だ。
交換するクランクと重量比較
取り外したTRUVATIVEパワースプラインクランクの重量
ビフォーはクランクとBBで1137g
取り付けるE thirteenのクランクとBBの重量
アフターは696g。
441gも軽くなった!ひゃっほい!
まとめ
クランクの取り外しは専用工具があれば簡単作業。
パワースプラインやオクタリンク規格はクランク軸がBB側についており、大体が鉄製で重い。
普通のBSAのBBにしてアルミ軸のクランクにすることで大幅に軽量化できるよ。