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ベストな車の鉄粉除去は?!スプレー、粘度クリーナー、ラバークロスを比較してみた結果とは

洗車後でも車のボディ表面がザラザラしたり、黒い点がついていることはないだろうか?

 

原因は、空気中を待っている「鉄粉」がボディに付着して取れない状態になっているのだ。

 

うちのハイエース場合、黒い点どころか、鉄粉がさびて赤くなっている!(涙)

このまま放置していると、さらにエライことになるのは間違いないので、至急鉄粉除去にトライした。

また、ただ鉄粉除去するだけではつまらないので、今回は色々な鉄粉除去方法を試して、どれがベストか検討してみた。

 

ベストな鉄粉除去方法とは?詳しくは、本編で。

 

 

クルマの鉄粉被害とは?

48Rの場合、最初は鉄粉に気がつかず、車検に出したカーディーラーで指摘されたのだが、予備知識がないなか「鉄粉がついてます」と言われてもピンとこなかった。同じような人のために鉄粉が車に与える影響について、自分が調べた内容をまとめてみる。

 

鉄粉はどこから来るの?

次のようなところから発生すると言われている

鉄粉の発生源

①鉄道の車輪とレールの磨耗

②鉄工所など、鉄資材を扱う工場

③クルマから発生するブレーキダスト

④金属製タイヤチェーンの摩耗から

①②③は他のネットサイトにも書かれているが、最後の④「金属製タイヤチェーン」は48Rの経験からだ。

48Rはスノーボードが趣味なので雪道走行は多い。そして雪道ではちょくちょく金属タイヤチェーンで走行している車を見かけるが、それらはアスファルトとの摩擦を繰り返し、かなりの量の鉄をまき散らしているだろう。

48R号の鉄粉被害を受けている部分は、タイヤが巻き上げた雪でボディが汚れる場所とほぼ一致。ゆえにタイヤチェーンからの鉄粉説は間違いないと思っている。

さらに恐ろしいことに、融雪剤として巻かれている塩化カルシウムは錆を助長する。。。(こうして48R号のボディ表面には茶色い点が。。)

 

鉄粉はボディの塗装面に刺さる

鉄粉はボディに降り注ぐたけでなく、塗装表面に刺さるので、通常の洗車では除去することはできない。

刺さるメカニズムはこうである。

 

①鉄粉がボディ表面に付着する。

②鉄粉が酸素と水と反応して錆びる

③錆びが車の塗装面と結合する。

 

こんな感じで、錆ることで塗装表面と結合するので、洗車機でブラシでこすったからといってそう簡単に取れるものではない。毎週洗車しているからと言ってもまったく安心はできないのだ。

鉄なんて、条件がそろえば数時間で錆びてくる。あっという間にボディに刺さるので、本当に注意しなければならない(48R号はもう遅かった)。

 

 

3つの鉄粉除去にトライ

さて、ネットで鉄粉除去について調べるといくつか方法が出てくる。

どれが一番効果的かわからないし、いっそブログのネタにと、代表的な「粘度クリーナー」「ラバークロス」「鉄粉クリーナー」の3つを比較することにした。

順に見ていこう。

 

粘度クリーナー

まずは粘度クリーナー。

粘度に塗装表面に刺さった鉄粉を粘土に巻き込むことで除去していく。

 

では、試してみよう

水をかけながら、粘度クリーナーで塗装表面を撫でていく(写真撮っているときは左手にカメラ持っているので水はかけてない)。

お、結構取れていく。粘度表面には、ボディから除去した鉄粉や錆が付着している。

粘度が汚れたら、汚れ面を中に練りこむことで、また新しい面でクリーニングする。汚れた面を使い続けると磨き傷が入るので注意しなければならない。

鉄粉はけっこう取れるが、チマチマ作業することになるので、広範囲の鉄粉除去は苦手。

ハイエースのボディ面積を考えると、気が遠くなるぜよ。

 

 

ラバークロス

お次はラバークロス。クロスの裏側に粘土クリーナーのような質感のゴムが付いている。

粘度と同じく鉄粉をラバー表面に鉄粉を巻き込んで引っこ抜いていく。

 

では、作業してみよう。これも水をかけながら鉄粉がついたボディを拭いていく。

おお、ひと撫ででめっちゃ取れる!茶色い鉄粉錆びがほとんど取れた!!粘度クリーナー以上に鉄粉や錆が取れていく。

ただ、ラバーが黒なので、どれくらい鉄粉がラバーに付着したのか全く分からない。粘土なら表面が汚れても中に練りこんでまたフレッシュな面を出せるが、ラバークロスではそれができない。

表面に鉄粉がついた状態で吹き続けると、ボディに磨き傷が入りそうで、使ってるいる途中から不安になってしまった。

除去力は高いが、ボディ表面を見ながら作業は慎重に進めないといけないと感じた(ただし、水をかけながら作業しているので、磨き傷の有無が分かりにくい)。

 

 

 

鉄粉クリーナー

ラストは鉄粉除去クリーナー。

スプレーすると錆が化学反応を起こして浮き上がってくるので、そのあと水で流せば完了という簡単作業。

今回は「コーティング専門店の鉄粉クリーナー」という名前に惹かれてこちらを購入した。

 

では、作業へ。

まずスプレーする。ハイエースのボディ全体で、だいたいスプレー1本全部消費してしまった。

 

3~4分ほど待つと、化学反応でクリーナー液が紫に!

このまま5分ほどクリーナーと鉄粉が反応するのを待ってから、水で洗い流す。

 

ほぼほぼ取れた!

ここまでクリーナー散布→反応待ち→水で流し作業まで15分程度。粘土やラバークロスに比べ、めちゃくちゃお手軽だ。

 

が、よくよく目を凝らすと、深く刺さっている鉄粉に関しては取れてはいない(下の画像をよく見ると、黒い点が残っているのが分かると思う)

楽に広範囲を作業できるが、鉄粉除去力は先の「粘度クリーナー」「ラバークロス」には及ばなかった。

 

とはいえ、大まかには鉄粉は落とせるので、ハイエースの広いボディを考えると非常に効率的な鉄粉除去方法だ。

 

 

2020/03/31更新

鉄粉をホースの水で洗い流すのではなく、コイン洗車の高圧洗浄機を使うと、クリーナーで浮いた鉄粉をかなり落とせます。

もうホースには戻れないくらいの除去力。

 

結果とまとめ。高価的な除去はクリーナーとラバークロス併用

まとめると、下表のようになる。

除去力 作業効率 塗装へのダメージ 値段
粘度クリーナー ×  728円
ラバークロス × ×  2,480円
鉄粉クリーナー △〜○  1,428円

注:鉄粉クリーナーはホースだと三角、高圧洗浄機と組み合わせると○

 

それぞれの方法に一長一短があることがわかった。

今回の結果から48Rが考える最適な鉄粉除去方法はこうである。

まずは鉄粉除去スプレーで広範囲に鉄粉除去し、それでも取れないガンコな鉄粉に対してはピンポイントで「ラバークロス」をかけるのが良い。

それぞれの短所を補いつつ、作業効率も高いやり方だ。

 

48Rは新車購入から4年半も経過してからの鉄粉除去となり、とても鉄粉はとても頑固にボディに付着していた。

こうならないため、このブログを読んで下さる読者様は、もう少し頻繁なお手入れをオススメします(48Rもこれからは年1くらいで鉄粉クリーナーかけようっと)

 

 









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