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カビ臭いハイエース エアコンのDIY洗浄 〜カビの温床エバポレーター洗浄〜

「車がなんかカビ臭い!」

エアコンの吹き出し口からモワッとしたカビ臭い空気が出た経験はないだろうか?

 

原因はエバポレーターと呼ばれるカーエアコンの部品にカビが繁殖していることが臭いの元凶だ。

 

ここは仕組み上、絶対に結露する場所なのでカビが繁殖しやすいのだが、目につく場所ではないので掃除はサボりがち。ついついカビの温床になって、エアコンがカビ臭くなるまで気がつかないことが多いのだ。

 

今回はそんなエバポレーターをDIY洗浄する。

市販品の洗浄道具で簡単に洗浄可能です。2年に1回はエバポレーター洗浄をするとエアコンをクリーンな状態で保てるので、臭くなる前に定期的なクリーニングをオススメします。

 

 

カーエアコン カビ臭さの原因は?

カビの臭い、酸っぱい臭いの原因は、エバポレーターと呼ばれるエアコンの部品にカビが繁殖することだ。

エバポレーターはエアコンの乾燥した空気を作り出す装置なのだが、外気を冷やして結露させることにより空気中の水分を取り除いている。

その水分は外に排出するしくみにはなっているが(エアコンつけると車の下に水が垂れるのはエバポレーターから)、どうしてもエバポレーター表面に水分が残ってしまい、カビの温床となるのだ。

 

仕組み上、絶対に結露する部分なので、定期的な洗浄は必須な場所である。

 

ちなみに、エアコンフィルターもカビや花粉がかなりたまる場所なので、エバポレーター清掃と同時にフィルター交換もオススメです。

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トヨタディーラーも使うエバポレーター洗浄液

今回使用したのはコチラのエバポレーター洗浄液。

ドライブジョイの「クイックエバポレータークリーナー」はトヨタディーラーでも使われているもの。

 

洗浄液だけでなく、ノズルやそれを固定する治具など、必要なものが全てセットになっている。

お値段はお手頃で2千円台で入手可能。Amazonで送料も無料なので、気軽にトライできる価格設定なのが嬉しい。

 

 

 

 

エアコン洗浄手順

清掃自体は洗浄液を噴射するだけのお手軽作業なのだが、過去に失敗したこともあるので、それを踏まえた点も書いていく。

作業時間は30分程度。

 

手順①グローブボックスを外す

柔らかい樹脂製なので、グローブボックスを内側に押すと爪が外れるようになっている。

 

 

手順②エアコンフィルターを取り出す

グローブボックスを外すとエアコンフィルターが入っているので、フタを外してフィルターを取り外そう。

ちなみに、ハイエースはなんと新車時はエアコンフィルターがついておらず、申し訳程度の洗濯ネットのような部品があるのみ。

エアコンフィルター付けてない人は是非この機会に取り付けよう。

 

2年も使うと、エアコンフィルターにホコリやら葉っぱやら虫など色々フィルターに引っかかってくるので、2年に一回のエバポレーター洗浄と同時交換しておくと車内の空気をクリーンに保てる。

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手順③洗浄液分車ノズルをセットする

フィルターを外すとその下にファンが見えるので、付属のノズルをファンに向けてセットする。

この時、ノズル先端はファンに当たらないようにしよう。

洗浄液噴射中はファンを最高速で回すので、ノズル先端巻き込む危険があるからだ。

ノズルの反対側は洗浄液のスプレーにセットする。

 

 

手順④エンジンをかけてエアコンを作動させる

エアコンの設定は次の通り。

エアコンの設定

・風向きは手前(VENT)

・風量は最強

・温度は「Lo(最低)」

・内気循環

・A/Cはオフ

 

養生カバーを念のためかけておこう。シートに洗浄液がつくと掃除が面倒だからだ(48Rはキャンプ用銀マットを被せただけだが)。

 

この時、車のドアも全開にして換気できるようにしよう。

 

 

手順⑤スプレーを押して洗浄液を噴射する

スプレーをカチッと音がするまで押し込むと洗浄液が自動で噴射する状態になる。

約3分噴射して缶が空になるまで待とう。

この時の注意点として、缶は絶対に垂直にすること。横向きで噴射すると、ガスだけ噴射して洗浄液が缶に残ってしまう。。。(前回はこれで失敗した)

 

手順⑥エバポレーター洗浄液の噴射

洗浄液の噴射が終わるとA/Cをオンにして、5分間待つ。

 

5分待っている間に新品のエアコンフィルターを取り付ける。

 

この工程はエアコンを作動させエバポレーターで水分を結露させることで洗浄液を洗い流すこと。

そうすると車の下から洗浄液済みの液体が車の下から排出されてくる。

ちなみに、気温と湿度が高い日のほうがエバポレーターで発生する水分が多くなるので、早く洗浄液を洗い流せる。5分は目安で、48Rが作業した11月では15分くらいエアコンを作動させた(夏ならジャンジャンエバポレーターで水分がでるので、早く洗い流せる)

 

 

手順⑦消臭剤の貼り付けとグローブボックスの取り付け

最後に付属の消臭剤と洗浄日の日付を書くシールを貼って、グローブボックスを元に戻して完了。

お疲れ様でした。

 

 

まとめ

エアコンの吹き出し口からムワッとカビ臭い空気が出てくるのは相当不快。

エバポレーターの構造上、どうしてもカビは発生するので、臭くなる前に1〜2年くらいで定期的に洗浄しましょう。

DIYなら2,300円程度、1時間以内の作業内容です。

 

フィルターも最低でも2年に1回は交換したいです。

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