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JB64/JB74ジムニーの天井デッドニングと断熱で快適化! 〜静音 エアコン効率化 車中泊快適化に〜

JB74ジムニーで夏のドライブをしていると気になるのが、熱せられた天井からのほんわりした熱気。加えて雨が天井を打ちつける音も大きく、天井にはたいして断熱材、遮音材が入っていないことが容易に推察できる有り様である。

そこで、今回は断熱&静穏化として、天井の内装を剥いで、断熱材と制振材を貼り付けた。

効果は絶大で、天井からの熱気もなくエアコンの効きも良くなり、トタン屋根のように天井をバチバチ叩く雨音が大幅に小さくなり、やっぱ車はこうでなくちゃ!と思うほど。

たった6,000円程度での効果の高さに、SUZUKIさんには最初からこれくらい見えないところにも手を加えてよ!と声を大にしたいくらいです。

 

天井断熱デッドニングの重要性

断熱もデッドニングもかなり効果的なので、それぞれ説明していく。

 

天井断熱の効果

車って断熱性がめちゃくちゃ悪いってご存知だろうか?

ボディの鉄板は熱伝導が良いので、夏はギラギラ直射日光すぐにフライパンになって車内を暑くするし、冬は氷のように冷たいボディ鉄板が車内の熱を奪っていく。

住居だと壁の中に断熱材を仕込んでいて、外気の影響を受けないような作りになっているが、車はそうはいかず車内温度は外気温の影響を大きく受けてしまうのだ。

そこで、車にも断熱材を仕込むことで、外気温の影響を小さくすることができる。

かまくらと同じ原理で、断熱層があると、暖房(夏はクーラー)の効きが良くなるのだ。

 

ジムニーには断熱材がほとんど入っていないので、今回は天井からの熱の行き来を遮断すべく、天井裏に断熱材を仕込むことにする。

 

 

天井デッドニングの効果

今回は合わせてデッドニングも同時に施工する。

ジムニーに限らず車の天井は制振ができておらず、鉄板がボワンボワン響くので天井を打つ雨音が大きかったり、オーディオで天井が振動して音質的に不利だったりする。

今回は天井断熱のついでに、制振材を貼りつけまくってやった。

効果は絶大で、下の動画のようにデッドニング前は天井を叩くと「コォーン、コォーン」と響いていた音が、「コ、コ」と硬質な音になった。

効果は絶大で、天井に打ちつける雨音が響かなくなって雨の日の静音性が良くなったし、オーディオ的にも天井の無駄な振動が抑えられるので、良い効果が得られている。

 

 

SUZUKI純正の天井

一応静音のため、ルーフライニングサイレンサーなるものが入っている。

 

実際はペラペラよ。

屁の突っ張りにもならんですたい。

 

選んだ材料

なるべく安価ながら、効果の高そうな材料をチョイスした。総額6,000円程度で揃えらる。

 

断熱防音材

断熱防音材には、エンジンルーム用のものを購入した。

箱にはエンジンルーム用となっているが、商品レビューを参考にすると、けっこう車の天井や室内の断熱に使用している人も多く、レビューも高い。効果が楽しみである。

 

製品はこんな感じ。

アルミと発泡ゴムの組み合わせ。

 

商品サイトによると、断熱防音効果が高いらしい。

140cm x 100cmサイズでぴったりジムニーの天井分。

10mm厚のものを購入した。

 

 

デッドニング材料

デッドニングでは定番のレジェトレックス(特大1000mm x 500mm)を1枚を購入した。

デッドニングでは大定番の素材で、アルミに制振ゴムを貼り付けた構造で、効果的に振動を抑制してくれる(JB74以外でも、ハイエースで使いまくり)。

デッドニング材のなかでも、コスパが高いのも嬉しい。

楽天でもレジェトレックスのレビュー評価は非常に高い。

 

 

 

天井断熱デッドニング方法

手順①天井についている部品を外す

天井内装には様々な部品が取り付けられているので、まずはそれらを外していく。

まずはクリップ類。

 

アシストグリップはプラスドライバーで取り外す。

 

サンバイザーの取り外し。

 

サンバイザー本体はプラスドライバーで取り外し。

ネジを外して、爪がかかっているような構造になっているので、サンバイザーの根元を前に押すようにしてズラして外す。

 

サンバイザーのクリップ側は、半時計周りに回転させると外すことができる。

 

 

ルームランプは内張り剥がしでこじれば、簡単に外れる。

まずはリア側から。

外れたらカプラーを抜く。

 

フロントのルームランプも同様。

爪の位置を把握しておくと、作業しやすい。

 

続いてルームミラーの取り外し。

まずはルームミラー根元のカバーを内張り剥がしでこじって外す。

 

シートベルトインジゲーターのカプラーを外す。

 

ルームミラー根本のカバーを外すとミラー固定のネジが見える。

このネジは3番のプラスドライバーで外そう。

結構硬いので、しっかりとプラスドライバーを押しつけながらネジを回す。

 

Aピラーカバーの取り外し。

手間に引いて、上に引っ張ると外れる。

その際、車体側にクリップが残りやすいので、回収してピラーカバーに戻しておく。

 

Bピラーはシートベルトの固定ボルトを外して、上側だけクリップを外しておく。

上側の固定を外すだけで大丈夫。

 

 

手順②天井内装の取り外し

手順①で部品を外せば、あとはリアゲートから内装を外に出す。

天井内装は折り目がつきやすいので、作業は丁寧に!

内装裏にはうっすーい吸音材?がついている。

新たに断熱吸音材を取り付けるわけだが、あっても損はないので、そのままにした。

 

天井は叩けばゴーンゴーンと響く!

 

サイドエアバッグの起爆装置は不用意に触らないようにね。

 

 

手順③制振材レジェトレックスの貼り付け

レジェトレックスは適当な大きさにカットしておく。

大きめのハサミでカット可能。

 

そして天井に貼り付けて、ヘラで丁寧に圧着していく。

レジェトレックスを貼り付けると、天井を叩いても音が響かなくなる。制振材が振動を抑え込んでいるのを体感できる。

 

手順④断熱吸音材の貼り付け

140cm x100cmの断熱吸音材をまずは2等分。

 

フロント側はルームミーラ部の逃げを作ってから貼り付ける。

 

リアはそのまま貼り付ける。

 

これで制振材、断熱吸音材の取り付けは完了。

あとは逆の手順で戻すだけだが、天井内装は折り目がつきやすいので、戻す際も最新の注意をば。

 

 

まとめ

良いです!

夏の天井からくる熱気がピタリとなくなったし、エアコンの効きも良くなった(おそらく、冬は天井からの放熱が減って、暖房の効きも良いだろう)。

また、天井の制振と吸音がバッチリ効いているので、スズキ車特有?のトタン屋根のように雨が天井を打つ音がほとんど聞こえなくなって、静音性も良くなった。

6,000円程度の材料費だが、かなり車の快適性が増して、スズキ特有の安っぽさから一歩脱却できて大満足です。

 

 

他にも「JB74ジムニーシエラ(☜クリック)」カテゴリーで様々なジムニーに関する記事書いてます。よろしければ、そちらの記事もどうぞ。

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