久しぶりの自作ネタ。
今回は知人からの依頼で、48Rが3、4年前からやってるBDのカーボンZポール改をもう一度作製した。
ペア320gの軽量性と仕舞寸法37cmのコンパクト性はめちゃくちゃ使いやすい。
特にアバランチエアバッグにセットしてもポールの先端がエアバッグに干渉しないので、エアバッグユーザーは是非とも導入したいアイテム。
超軽量バックカントリーポール
仕様
重量はスノーバスケット込で322g/ペア。
全長125cm
収納時寸法37cm
軽量でコンパクト。
バックカントリー用途なら、ハイクや滑りの快適度を考えて少しでも道具って軽くしたいよね。
自分は極端なウルトラライト系の道具は使わないが、スノーボードが上手くないので、滑りに集中するため、背中の重量はなるべく軽くしたい。
強度、寿命が犠牲にならない範囲での軽量化には、けっこう気を使っている。
重量比較をするとBDのバックカントリー用のZポール、カーボンコンパクターは520g
BDの3段ポールはエクスペディション3は560g
同社のスノーボード用のポールに比べ、48R製は200g以上軽い。
当然薄いカーボンパイプなので、強度は落ちるけが、スキーのような激しいストックワークはなく、せいぜいハイクや林道をストックで漕いだりする程度なら、まったく問題ない。(48Rは4シーズンノントラブル)
収納時寸法も、
・BDのバックカントリー用のZポールカーボンコンパクターは42cm
・BDの3段ポールはエクスペディション3は62cm。
・今回のカーボンZポールは37cm
やはりZポール系は短くて収納性に優れている。
特に収納時に短くなるのが、個人的にはお気に入りポイント。
通常の三段ポールならザックからポールがはみ出すが、Zポールなら短いのでそうならない。
これはエアバッグユーザーにとって、風船とストックのグリップや石付きが干渉しないので、万が一の場合、風船が破けるリスクが少ない。
いい写真がなかったんだけど、真ん中のエアバッグザックに48ポールを装着している。
コンパクトでしょ。エアバッグ開いても、ポールと風船は干渉なし。
作り方
ベースにするのはブラックダイアモンドのウルトラディスタンス120cm
ノーマル石突だと、バスケットから石突までが短く雪面に深く刺さりにくく
またスノーバスケットもつけられない。
まずはノーマルの石突を取り外す。
ストックの石突きはホットボンドで止まっているため、沸騰したお湯で十分に温めれば、引っ張るだけで外せる。
あとはBDのリペアパーツの石突をウルトラ多用途ボンドで固定。
石突きは「Flex tip replacement Long」を使用。
ちなみにこのボンドはゴーグルの補修でも一度記事を書いている。その他、ブーツソールの補修やスプリットボード自作でも使用。ほんと多用途。
スノーバスケットも三段ポールに適したものが売られているのでそれを使用。
小技として、シャフト部に樹脂製のストラップを巻いている。
三段ポールのように長さを調整できないので、シャフト部を持って長さ調整する工夫だ。
そんなこんなで一時間ほどで完成。