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ジムニーの小傷補修 ドアの爪傷をコンパウンドで綺麗に消す【JB64/JB74ジムニーメンテナンス】

マイジムニーのドアノブ付近の傷がえらいことになっていたので、コンパウンドで磨いて補修した。

元々ドアノブ付近は傷がつきやすいのはJB23ジムニーで経験済みで、JB74では丁寧にドアを触っていたのだが、この部分はどんなに気をつけていても傷が入るようだ。

とはいえ、塗装表面のクリア層のみの傷なので、コンパウンドで簡単に消すことができる。

ドアノブの爪傷が気になる方はコンパウンドで補修しましょう!

 

「コンパウンド」って何?

ジムニー初心者向けブログなので、そもそもコンパウンドとは何か?から解説します。

 

コンパウンドで傷が消える仕組み

そもそも「コンパウンド」とは何かご存じだろうか。

「コンパウンド」とはつまり歯磨き粉と同じ「研磨剤」である。

「コンパウンド」は傷の周りのクリアー層を傷の深さまで削り磨き上げることで傷を消しているのである。

削ったクリアー層は元に戻らないので、傷を補修しているというより、目立たなくしているといったほうがしっくりくるかもしれない。

 

 

コンパウンドで削れる量

コンパウンド補修は塗装表面を削る補修なので削り過ぎには注意が必要だが、塗装クリアー層に対してコンパウンドで削れる量は極小なので、普通に補修する分には心配は不要である。

 

具体的な数値を挙げてみると、研磨量は下記の通り(目安です)。

  • 一般的な車のクリアー層の厚み:20〜40μm
  • 3000番のコンパウンドで削れる量:0.2μm(手磨きで10回擦って)
  • 7500番のコンパウンドで削れる量:0.1μm(手磨きで10回擦って)

(注)1μは0.001mm

 

ポリッシャーという磨きあげる電動工具を使うならもっと削れるが、手磨きで擦る程度では塗膜の数十分の一程度の研磨量なので、年イチで小傷を消す程度ならコンパウンドによる削り過ぎはほぼ心配する必要はないのだ。

(角など、力がかかりやすい部分はもうちょい研磨量が多くなるが)。

 

 

コンパウンドで消せる傷

コンパウンドは傷の周りの塗膜を削って目立たなくする補修であるので、補修できる範囲は傷の深さが塗装表面のクリアー層までとなる。

上塗り塗装やその下の下地塗装までの傷ならタッチアップなど塗装の補修から必要になるし、ボディ鉄板までの傷ならパテ埋めで表面を平らにするところから必要である。

 

あくまでコンパウンドで補修できるのは、塗装表面の浅い傷のみ。

傷にあった補修方法を選択してください。

 

コンパウンドでジムニードアノブの爪傷補修

これくらいの爪傷でもコンパウンドで綺麗に補修することができる。

作業としては簡単だし、失敗することもほぼないと思います。

作業難易度:★☆☆☆☆

作業時間:15分

 

 

用意したコンパウンド

コンパウンドはソフト99工房の「液体コンパウンドトライアルセット 」がオススメ

幅広い傷に対応可能な3種類の番手(3000,7500,9800)が揃っていて、なおかつ研磨用のスポンジも付属する。

「トライアルセット」とはいえ、10cm四方程度を磨くには数滴程度しか使用しないので、20回程度は使えそうな容量である(実際48Rも5,6年前に購入して、ハイエース、JB23ジムニー、JB74ジムニー、自転車磨きに使用しているが、まだまだ半分弱残っている)。

小さい範囲の傷消し程度なら、トライアルセットでカーライフ一生分使えそうだ(笑)

 

あ、そうそう付属のスポンジはコンパウンドを混ぜて使うとよろしくないので、マジックペンでコンパウンドの番手を書いておくことをお勧めする。

9800番で磨いているつもりでも3000番のコンパウンドがスポンジに残っていると塗装を削り過ぎてしまうからだ。

(最初からスポンジを色分けしてくれるとありがたいのだが)

 

必要な道具

  • 洗車タオル(マイクロファイバークロス)

 

ファイバークロスは磨いたコンパウンドの拭き取りに使う。

普通のタオルは硬くてクリアー層に傷をつけるので、柔らかいファイバークロスは必須である(コンパウンドで磨いて硬いタオルで傷をつけたら何が何だか)。

 

 

コンパウンドの番手ごとの用途

ソフト99工房の液体コンパウンドトライアルセットのコンパウンド粒子の番手は「3,000番」「7,500番」「9,800番」。

番手の数字が小さいほど研磨粒子が粗く、数字が大きいほど研磨粒子が細かくなる。

 

番手ごとの主な用途は次の通り。

コンパウンド番手ごとの用途

  • 3000番:傷消し用。大雑把な傷を消す。
  • 7500番:仕上げ用。3000番で傷を消した後、塗装面がモヤっているのでツヤ出しに使う。
  • 9800番:鏡面仕上げ用。黒やメタリック、マイカ塗装の仕上げ用。

 

48Rが使ってきた経験では、3000番と7500番でほぼ綺麗に仕上げることができる。9800番は黒や濃い色系のメタリック塗装など小傷が目立ちやすいカラーの仕上げで使用する程度と思う。

 

48Rのような白ジムニーは細かい傷が目立たないカラーなので、7500番でも十分綺麗な仕上がりだ。

元々洗車傷(細かい線傷)が目立たないということで白を選んでいるしね(笑)

 

 

コンパウンドの使う順序

コンパウンドは番手が上がるほど研磨剤の粒子が細かくなるので、

3000番→7500番→9800番と番手を上げていくのが基本的な使い方。

 

とはいえ、コンパウンドは塗装面を削ってしまうので、安心な使い方としては

7500番で削って傷が消えなければ3000番と研磨力を上げていく使い方が初心者にはオススメ。

 

傷が簡単に消えるようであれば、

7500番→9800番

の2工程で済むし、7500番で傷を消さない時は

7500番→3000番→7500番→9800番

3000番からまた磨き上げていく。

 

浅い傷なら時短になるし、研磨力の高いコンパウンドで磨き過ぎないオススメの磨き方です。

 

また、3,4回傷消し磨きをしおていると、「あ、この傷なら7500番で十分だな」とかなんとなく分かってきます。

 

手順①洗車する

車表面の汚れと一緒に塗装面を磨いてしまわないよう、まずは洗車して表面の汚れを落とす。

洗車後、コンパウンドで磨く部分は念入りに拭き上げておく。

 

手順②3000番のコンパウンドで傷を磨く

今回は深めの傷なので、最初から3000番で磨いていきます(ドアノブの爪傷は洗車傷より深く、7500番で落ちにくいのは経験済みなので)。

 

適量(数滴)のコンパウンドを付属のスポンジにとる。

コンパウンドが少ないと研磨力が足りないし、多いと垂れるので注意。

 

コンパウンドはタテヨコ直線的に磨くのが基本。

 

円を描くように磨くと磨きムラが残りやすい。

 

少し磨いてコンパウンドが乾いてスポンジが滑らなくなってきたら、ファイバークロスで残ったコンパウンドを綺麗に吹き上げる。

 

半分だけ磨いたところ。

効果抜群で目立つ線傷がほぼ消えた!

 

3000番で全体を磨き終えたところ。

これでも十分に綺麗に見えるが、3000番だとちょっと塗装面が曇ってみえるので、さらに番手を上げて磨きます。

 

手順②7500番のコンパウンドで磨く

磨き方は先ほどの3000番と同様で、番手を挙げたコンパウンドで磨いていく。

 

7500番で磨き上げると綺麗さっぱり!

 

最後は塗装面の保護も兼ねてバリアスコートで仕上げると、ぬめぬめのツヤ!

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ちなみに、今回はさらに番手を上げた9800番は出番なし。

白だと7500番でも十分綺麗に仕上がるので、時短で出番なし(9800番で磨いたとて、仕上がりがそれほど変わらないので時短)。

ブラックやミディアムグレーなど、濃い色だと7500番でも白っぽいくすみが見えるかもしれないので、その時は適宜9800番で仕上げてください。

 

 

JB64/JB74ジムニー
コンパウンドで爪傷消しまとめ

個人的な感想だが、スズキ車は今まで乗ってきた車の中でも特にドアノブ付近に傷がつきやすい(11年かつ2倍以上の距離乗っているハイエースなんて、爪傷はジムニーの1/4以下だ)。

とはいえ、爪傷なんてコンパウンドで簡単に補修できるので、お嘆きになる必要なし。

特に難しい作業もないし、失敗のリスクもなく補修できます。

爪傷が気になる方は是非トライしてみて下さい。

 

 

他にも「JB74ジムニーシエラ(☜クリック)」カテゴリーで様々なジムニーに関する記事書いてます。よろしければ、そちらの記事もどうぞ。

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