道具ネタ スプリットボード入門

スプリットボード入門⑥ 〜シールカット、スキー用のシールをスプリットボード用に改造〜

投稿日:2017年11月19日 更新日:

今回はシール(クライミングスキン)のカット方法について書く。

昨今はスプリットボード用のシールも増えてきたので、シールの準備は板に合わせてカットするだけで簡単になってきた。トップ金具やテールストラップをつける手間は随分と減ってきた。

しかし今回は、スキー用のシールからスプリットボード用のシールを作る方法について紹介する。

スプリットボード用のシールが増えたとはいえ、まだまだ選択肢が少ない。この方法がマスターできれば、市場のあらゆるシールがスプリットボードとして使えるようになるので、シールの選択肢がとても広がる。

シールによってグリップや滑りやすさ、扱いやすさが違うので、色々なシールを使ってみるのも楽しいと思う。

 

*自己流です。もっと工夫したほうがいい点があると、コメント欄で教えていただけると幸いです。

 

 

スプリットボード用のシールは専用設計

スプリットボード用のシールは、スプリットボードに合うようにあらかじめトップフックが斜めだったり、テープクリップもオフセットされてつけられていたりと、左右非対称の板に合うように専用設計されている。

エッジに合わせてシールカットするだけなので準備も楽なのだが、スプリットボードのシールはスキーのシールに比まだまだ種類が少ないのが現状だ。

それもオーソドックスなナイロン製ばかりなので、モヘア100%を使いたい、新しい接着面のシールを使いたいというときにラインナップがないのだ。

そこで、スキー用のシールをスプリット用に改造する方法をマスターしていれば、そんな心配なんのその、市場のあらゆるシールが使えるようになる(厳密に言うと、シール幅が必要なので、あまり細いシールは使えないが)

 

 

 

 

チートシート不要の最新シール、COLLTEX COMBIN

今回は2018年シーズンの新製品、COLLTEX COMBINをスプリットボード用に改造する。

「糊面同士の貼り合わせOKでチートシート不要」、「薄くて軽量コンパクト」、「48Rの好きなモヘア100%」と三拍子そろった高性能シールである。

今回は140mm幅を選択。

スプリットボード用に使うなら、最低130mm幅は必要。

スプリットボードでは定番のVoile(ブラックダイアモンド)のシールと比べると、半分くらいの体積と重量。

使うのが楽しみ。

 

 

 

改造には「トップ金具」「テールクリップ」が必要

デフォルトの「トップ金具」は付け替え必須なので、絶対に必要。

テールクリップとはシール後端部を板に固定するパーツだが、これを用いない「貼り流し」という使用方法もあるのでお好みで。

この記事は初心者向けに書いているのだが、初心者はテールクリップがあったほうが無難。糊面に雪がついて接着力が低下しても、最悪テールクリップがあればなんとか固定できるからだ。

 

トップ金具はBD(ブラックダイアモンド)製

 

テールクリップはスプリットボード専門メーカーのSPARK R&D製

 

 

 

 

シールの改造方法

手順①:板に合わせてシールを切り出す

まずは未カット状態でシールを板に貼る。

 

このとき、スプリットボードのインエッジ側から2-3mm(エッジ2本分)離して貼る。

シールはエッジ1本分出してカットするのが基本なのだが、一回のカットで左右エッジ1本分出すため、最初の段階でエッジ2本分ズラすのだ。

 

そして専用カッターで板に合わせてカットする。

カットするとシールの毛がたくさん出てくるので、1カットごとに掃除しよう。接着面につくと取れないし、接着力も弱くなってしまう。

カットが終われば、インエッジ側にエッジ2本分ずらして貼っていたシールを、エッジ1本分に貼り直す。 これで左右エッジ1本分出した状態にすることができた。エッジボロボロですが、チューンナップ前なので(言い訳)。

 

余談だが、もう1本はあえてエッジを出さないカットにした。48Rは以前からこのカット方法なのだが、使い勝手にどれくらい差があるのか、左右でカットを変えて比べてみることにした。

 

 

手順②:先端をトップ金具に合わせてカット

トップ金具をシールに当てて、先端をカットする。

 

手順③:トップ金具の位置決め

次はトップ金具を取り付けるための位置決め作業。
シールにトップ金具をセットして、穴あけ位置にマーキングをする。

このとき、確認することは2点。

1.トップ金具がしっかりとガタなく取り付けられていること

2.シールがトップ金具の奥まで挿入されていること。

ここでガタがあると、せっかく綺麗にカットしたのにシール貼り付け時にズレが生じてしまうので、きちんと確認しよう。

 

 

手順④:トップ金具の取り付け

 一度金具を外して、マーキング位置に再度取り付ける。

 

そしてトップ金具固定用のネジを挿入する。 ネジ先端が尖っているので下穴なしでも挿入できる。

 

飛び出したネジはペンチで折る。

これでトップ金具が固定された。

 

 

手順⑤:シール先端のカット

歩くときの雪の抵抗でシール先端は剥がれやすい。なので、できるだけ雪の抵抗を逃がすように滑らかに尖らせてカットする。

左右分同じ作業をしてトップ側の作業は完了。

繰り返しになるが、シールをカットするたびに毛が大量に飛び散るので、カットするごとに掃除機はかけよう。

 

今回はつかってないが、トップ金具はCOLLTEXのアルミトップもおすすめ。


ややお値段が高いのと、リベット打ちが面倒だが、トップ金具とシールの段差が少なく、トップから雪の侵入が少ないのがメリット。

 

 

 

 

手順⑥:テールクリップの位置決め

まずは後端から10cmでばっさりカット。

 

そしてテールクリップ付属の説明書が位置決めテンプレートになっているので、クリップの穴あけ位置をマーキングする。

 

 

手順⑦:リベット打ち込み用の穴あけ

釘が付属しているので、トンカチで穴を開ける。

 

 

手順⑧:リベットの打ち込み

特に難しい作業ではないが、リベットを打つときの下側はフローリングだと傷が付くので、コンクリや石タイルなど、硬い場所で作業をしよう。

リベットをセットして

 

トンカチで打つ。

 

手順⑨:テール側のシールカット

テール金具を取り付けて、シールを固定する。

 

そしてシールカット用の線を引く。

赤矢印の位置は、ボードのテールキックが始まる位置。ここから後ろはグリップに関係ないので、シールをカットしても問題ない。

 

 

左右同じ作業をして完成。

おつかれ山でした。

 

 

改造完了のシール

丁寧に作るとぴったりフィッティングで、ここまでの苦労が吹き飛ぶくらい嬉しいはず。48Rも大満足です(ニンマリ)。

 

参考になりましたでしょうか?

シールの選択肢が一気に広がるので、オススメ改造です。

 

 

 

 

 

 

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