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JB23ジムニー コイル交換方法

JB23ジムニーのコイル交換方法の解説記事。

フロアジャッキとウマがあれば比較的簡単だが、重い車を持ち上げての作業なので、安全には十分注意してください。

 

JB23ジムニー コイル交換方法

コイルはホーシングにマウントされているのでホーシングを下げてコイルを抜く必要があるが、ホーシングには色々な配管がくっついているので、そのまま下げることはできない。

下記のものを事前に取り外す必要がある。

フロントホーシングを下げるために取り外すもの

①ショック下側のマウント

②エアロッキングハブ配管

③ABS配管

④ブレーキホース(左右2箇所)

⑤スタビリンク

リアホーシングを下げるために取り外すもの

①ショック下側のマウント

②ブレーキホース(1箇所)

これらを外すことなくホーシングを下げると、配管がつっぱって切れてしまうので、忘れずに取り外すこと!

 

 

手順①ホイールナットを緩める

ジャッキアップ状態は不安定なので、力のいるホイールナットの緩め作業はタイヤが接地しているときに行う。

 

ちなみに、純正自由長+30mmくらいのリアコイルなら、リアタイヤは取り外し不要だ。

 

 

手順②ジャッキアップしてウマをかける

ウマの掛け方については別記事でまとめているので、そちらを参照。

JB23ジムニーのジャッキアップ&ウマの掛け方【ジャッキアップポイント解説】

今回はJB23ジムニーのジャッキアップ&ウマの掛け方の記事。 ネットにちゃんとした情報がなかったので、安全にジャッキアップするための内容を記事にしました。 ジャッキアップ&ウマはコイル交換やタイヤ交換 ...

続きを見る

 

 

 

手順③フロント側:タイヤを外して車の下に敷く

ウマをかけたらフロントタイヤを外して、万が一ウマが外れた時の保険として、車の下に敷いておく。

 

手順④フロント側;ショックの下側マウントのボルトナットを外す

まず、ショックを外したときにホーシングが落ちないように、デフ玉をフロアジャッキで支えておく。

デフを下げるため、ショックマウントの下側のボルトナットを17mmのソケットとメガネレンチ外す。

(48Rはジャッキアップ前に車体に潜り込んで先にナットを緩めたが、ジャッキアップしてタイヤを外してからのほうが簡単です。とはいえ、固着していて硬い場合はタイヤが接地しているときに緩めたほうが安心)

 

 

手順⑤フロント側:エアロッキングハブ配管のホース外しとABS配管ステーの取り外し

配管はデフの右側辺りを通っている。

 

エアロロッキングハブの配管は手で引っこ抜くだけでOK。

 

ABS配管は、ステーを外すことでフリーになって、ホーシングを下げても突っ張らなくなる。

 

 

手順⑥フロント側:ブレーキホース固定の取り外し

ブレーキホースは固定部を外してフリーにする。

下画像の固定スペーサーにマイナスドライバーを当てて、プラハンで叩いて取り外す。

 

また、純正よりかなり長いコイルでホーシングをさらに下げる必要がある場合は、ブレーキキャリパーを取り外す。

下画像の黄丸部分の12mmボルトを抜くと取り外せる(下の画像はJB74ジムニーシエラ作業時のものだが、JB23も同じ)

 

S字フックを工具箱に忍ばせておくと、完全に外せないものをブラブラさせないので便利。

 

 

手順⑦フロント側:スタビリンク下側を外す

ここも外しておかないと、ホーシングが下がらない。

14mmのソケットと、回り止めに裏側に14mmスパナを当てて取り外す。

 

 

手順⑧ホーシングを下げてコイルを取り外す

取り外すものを取り外したら、ゆっくりとフロアジャッキを下げて、コイルを取り外す。

 

 

手順⑨フロント側:交換コイルの取り付け

コイルの取り付けは逆手順なので作業解説は省略して、注意点のみ記載する。

コイルの取り付けは位置が決まっていて、コイルベッドとコイル端を合わせて取り付けること。

 

また、ショックボルトを入れるときは、ショックを縮めるよりフロアジャッキでホーシングの高さを調整して入れたほうが簡単だ。

 

 

 

手順⑩リア側:ショック下側のボルトを外す

リア側はめちゃくちゃ簡単。

リアショックの下側ボルトはアクセスしやすいので、ジャッキ前にボルトを抜いたほうが安全(ここも固着していることがあるので)。ボルトのサイズは17mmだ。

 

 

手順11.リア側:ブレーキホースの固定を外す

フロントと同様、ホーシング右側のブレーキホースの固定スペーサーをマイナスドライバーとプラハンで叩いて外す。

フリーすると、ホーシングを下げても突っ張らなくなる。

リア側のブレーキホースの固定外し作業はこの1箇所のみ。

 

 

手順12.リア側:ホーシングを下げてコイルを抜く

ブレーキホースのつっぱりに注意しながらゆっくりとホーシングを下げていき、コイルを抜く。

純正コイル程度の自由長+30mm程度なら、タイヤは外さずにコイル交換可能だ(フロントよりだいぶ楽)。

 

 

手順13.リア側:交換コイルの組み付け

フロントと注意点は同じなので、略。

 

 

コイル交換まとめ

大きな部品とはいえ作業自体は簡単なので、前後で2時間くらいの作業行程です。

とはいえ、重い車を相手にするので、一にも二にもジャッキアップの安全確保。車の下敷きは洒落にならないので、十分注意してください。

 

他にも「JB23ジムニーカテゴリ(☜クリック)」で色々ジムニー 記事書いてます。よろしければ、そちらの記事もどうぞ。

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