さて、フィルター交換してもカビ臭が完全には解消しなかった我がジムニー。
今回はカビの温床になりやすいエアコン部品であるエバポレーターの洗浄をすることにした。
車業者も使っている専用クリーナーで掃除すれば、カビ臭もスッキリ改善します!
カビ臭さの原因は?
カビの臭い、酸っぱい臭いの原因は、エバポレーターと呼ばれるエアコンの部品にカビが繁殖することだ。
エバポレーターはエアコンの乾燥した空気を作り出す装置なのだが、外気を冷やして結露させることにより空気中の水分を取り除いている。
その水分は外に排出するしくみにはなっているが(エアコンつけると車の下に水が垂れるのはエバポレーターで発生した水分)、どうしても抜けきれない水分が温床となり、カビが発生してしまうのだ。
仕組み上、絶対に結露する部分なので、定期的な洗浄は必須な場所である。
カーディーラーも使うエバポレーター洗浄液
今回使用したのはコチラのエバポレーター洗浄液。
ドライブジョイの「クイックエバポレータークリーナー」はカーディーラーでも使われているもの。
洗浄液だけでなく、ノズルやそれを固定する治具など、必要なものが全てセットになっている。
値段は2千円台。Amazonで送料も無料なので、気軽にトライできる価格設定なのが嬉しい。
JB23ジムニーのエバポレーターの洗浄手順
洗浄は30分程度の作業時間なのだが、失敗した点もあるのでそれも共有したい。
手順①グローブボックスを外す
エアコンフィルターはグローブボックスの奥にある。
まずはグローブボックスの両側の爪を内側に押して、グローブボックスを外す。
結構外しにくいです。48Rは片側ずつ押して外している。
手順②エアコンフィルターの取り出し
グローブボックスの奥に見える黒い物体がエアコンの一部(黒い三角が内規循環と外気循環を切り替える部分)。
下部にエアコンフィルターの蓋があるので、この蓋の爪を折らないよう、慎重に外そう。
この蓋を外して、エアコンフィルターを下に抜く。
手順③エバポレーター洗浄液をセット
内規循環にするとグローブボックスの奥からエバポレーターが見えるようになる。
クイックエバポレーターのホース先端を専用固定具でエバポレーター前にセットする。
洗浄液のタレ対策で、フロアにはダンボールなどを敷いてガードしよう。
ここで48Rの失敗点の共有。
洗浄液が下に落ちてこないように、エアコンフィルターの蓋は装着するのだが、このときパッキンは外すように!!
なぜなら、エバポレーターの洗浄液でパッキンがふやけて装着不能になるからだ。
がびーん(涙)
ちなみにパッキン使用不能や爪を追った場合、純正部品「95423-81A01」で購入可能。
ついでに運転席も養生。
手順④洗浄開始
セッティングが完了すると、エアコンの設定を下記にする。
エアコンの設定
・風向きは手前(VENT)
・風量は最強
・温度は「Lo(最低)」
・内気循環
・A/Cはオフ
そしてエバポレーターの缶のトップを下にカチッと鳴るまで押すと、ノズル先端から洗浄液がでて洗浄開始だ。
液は3分ほど出続けるので、ノズル先端を動かしたりしてエバポレーターにまんべんなく当たるようにする(刺激臭が強烈なので気をつけてね)。
洗浄液の噴射が終わるとA/Cをオンにして、5分間待つ。
そうすることで、エバポレーターから水が発生するので、洗浄液が流れ出るというわけだ。
洗浄液や汚れを含んだ水がドバドバ垂れてくる。
親のカタキのように憎かったカビ臭を含む汚れを追い出した気分で、見ていてスッキリする!
手順⑤おまけの消臭剤
エバポレーターを購入するとセットで付いてくる消臭剤をグローブボックス裏に取り付ける。
ま、これはおまけ程度。効果のほどは不明。
また、エバポレーター前に設置しているエアコンフィルターもカビの臭いの元になりやすいので、合わせて交換がオススメだ。
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まとめ
やはりカビの温床になってたエバポレーター。今回洗浄したことでカビを一網打尽、臭い問題もスッキリ解消した。
手順にも書いたが、洗浄液でパッキンがふやけて使用不能になるので注意されたし。それ以外は特に難しい作業もないし、業者と同じ洗浄液を使ってDIYで作業できるのでコストパフォーマンスは高い。
そんなに手間ではないので、フィルターは毎年、エバポレーターは2年に1回は洗浄しようと思います(こういうのは、定期的メンテでカビる前にキレイにするのが基本の「き」よね)
他にも「JB23ジムニーカテゴリ(☜クリック)」で色々ジムニー 記事書いてます。よろしければ、そちらの記事もどうぞ。