日本で人気のスコッチウイスキー デュワーズ。
デュワーズ12年も人気なのだが、今回は同じくアバフェルディをキーモルトとした12年以上熟成した原酒をブレンドした後、全量ミズナラ樽で追加熟成した限定ウイスキー「デュワーズ 12年 ミズナラ」を買ってみた。
バニラのような甘さと口当たりの良さに、ミズナラ樽の香木のようなウッディな余韻が加わって、晩酌が楽しくなる1本です。
デュワーズ 12年 ミズナラについて
デュワーズ 12年 ミズナラとは
デュワーズといえば、日本で一番売れているスコッチウイスキー(というか、世界的にみてもトップ10に入るし、米国でもスコッチウイスキーでNo.1の売り上げのビッグブランド)。
ウイスキー作りの特徴としては、ダブルエイジ製法を世界で最初に始めたのがデュワーズ。
これはモルト原酒とグレーン原酒をブレンドした後、再び樽に戻して一定期間(約6ヶ月)寝かせることで、原酒同士がなじみ、角が取れた非常にスムーズな味わいに仕上がる製法だ。
そんなデュワーズの12年以上の原酒をブレンドした後、ミズナラ樽で追加熟成したのが「デュワーズ 12年 ミズナラ」だ。
ミズナラとは、日本の固有種であるミズナラの木(ジャパニーズオーク)。そのフレーバーは、白檀(びゃくだん)や伽羅(きゃら)のようなオリエンタルで芳醇な香りが特徴で、山崎や響の原酒にも使われており、世界的に高い評価を受けているフレーバーである。
そしてそんなミズナラ樽で追熟させる原酒は、マスターブレンダーが日本のために開発した特別ブレンドである。
そんなにスコットランド人のウイスキーのこだわりを込められちゃあ、飲まないわけにはいかないよね。
| 製造業 | ジョン・デュワー&サンズ社(現在はバカルディ傘下) |
| 蒸留所(キーモルト) | アバフェルディ(南ハイランド) |
| 内容量 | 700ml |
| アルコール度数 | 40% |
| 原材料 | モルト、グレーン |
| 原産地名 | スコットランド |
| 種類 | スコッチウイスキー |
| 購入価格(執筆時) | 3,801円(amazon) |
ちなみに、普段飲みから居酒屋ハイボールで大人気のデュワーズホワイトラベルのレビューはこちらで書いています。
-
-
デュワーズ ホワイトラベル レビュー【 王道ハイボールウイスキー】
今回のレビューはハイボールとして人気の高いデュワーズホワイトラベル。 どこのスーパーにも置いてある入手性の良さに加え、ハイボールで実力を発揮するしっかりした旨味に程よいスモーキーさのバランス感。 また ...
続きを見る
デュワーズ 12年 ミズナラのラベル
さて、今回は箱入りで購入したので、箱もねっとりみていきましょう。
まずはタグ部分に「日本限定」表記。
イギリスのスコッチブランドが日本市場のためにブレンドしてくれるなんて、嬉しいじゃない!
続いて箱正面。
ん?、「VOYAGER(=探検家) SERIES」って初耳ラインナップ(UKのデュワーズサイトには載ってないから、日本限定のシリーズものになるかも)。
そして「JAPANESE OAK CASKS」がミズナラ樽のことだ。
続いて箱裏面(箱側面にはたいした情報書いてないのでスキップする)。
裏面には商品説明。
そして箱中間部には「SERIES No.01」の文字。ってことは、「VOYAGER SERIES」って、これかも出ることよね?!どんなウイスキーが飲めるのか、今から期待に胸膨らむよ。
そしてラベル正面。
創業1846年のブレンデッドスコッチ、12年熟成と読み取れるが、うっすら背景に「和」と書いてある遊び心のあるデザインが楽しい。
続いて正面下部ラベル。
希少なミズナラ樽での追加熟成で仕上げてますよと「FINISHED IN RARE JAPANESE MIZUNARA OAK」の文字。
右下のサインはマスターブレンダーの「Stephanie J.Macleod」だ(下画像の女性)
裏側ラベル。
重ね重ねになるが、ダブルエイジ製法の追熟にミズナラ樽を使用とのこと。
キュキュッ、ポンッ!という開栓音がテンションを上げてくれるコルク栓。
デュワーズ 12年 ミズナラレビュー
ストレートで飲んでみる
テイスティンググラスの溜まった香りの飲み込む。あぁ、甘くて香ばしい、うっとりする香り。
そしてひと口。「あぁ、美味い」と声が漏れる。
最初はバニラのようなまろやかな甘み。そして後から柑橘系のフレーバーが追いかけてきて、華やかな甘みが口に広がる。一通り舌の上で転がして香りを楽しむと、喉に流し込む。ゴクンと喉を鳴らすと、香木のようなウッディなフレーバーが後味として鼻腔をくすぐる。
美味しいのはもちろん、とても心地よいウイスキーだ。
そして加水。水を少し垂らすとフルーティさ爆発。華やかになって、甘みのニュアンスに白桃のような瑞々しさが出てきたー!さらにミズナラのウッディ感も加水したほうが強くなる。
ウイスキーストレートの加水って、水で薄めるのに香りが開くから面白いんだよ!
ところで、こういうフルーティなウイスキーってね、金米糖のようなシンプルな砂糖菓子が抜群に合うのよ。よくウイスキーにチョコレートを合わせたりするけどちょっとチョコレートが重たく感じる場合もあるが、金平糖のシンプルな甘みはライトでウイスキーと抜群の相性。ウイスキーが甘いと言ってもそれなりにアルコール強くてストレートで飲むとしんどいんだけど、金米糖かじると全てがリセットされ、延々と飲める。チェイサーにもなる金米糖も楽しいので試してみて!
さらに、ウイスキーの楽しみ方のひとつである飲み比べ。
これだけシリーズがあるんだから比べて楽しまないとね(飲み比べの時は、口の中リセットするためにちゃんとチェイサーも用意してね)。
左から
- デュワーズ12年 ミズナラ
- デュワーズ12年
- デュワーズ8年 ジャパニーズスムース(これもミズナラ樽追加熟成)
3.はミズナラ樽の香木のフレーバーは感じるが、甘みはややドライ。
2.のデュワーズ12年はクリーミーなバニラ甘みは出てくるが、ウッディな香りは弱い
1.は3.と2.の良いとこ取りのような、クリーミーなバニラ感がありつつもウッディな香りもあって、それぞれの特徴がしっかり感じられて、こういう単一メーカーの飲み比べって、ブレンダーの設計図の読み解きがとても面白いのだ。
ぜひぜひ飲み比べしてみて下さい。
ロックで飲んでみる
下の上で転がすとねっとり熟した桃のような、甘くてフルーティなフレーバー。
喉に落ちる時にミズナラの心地よい木の香りが鼻腔をくすぐり余韻が長い。目を瞑って息を吐くと、また木の香りが漂って森にいるみたいだ。
そして氷が溶けてくると、甘みがフレッシュになってきて木の香りも清々しくなってきて、変化が楽しい。
実はロックってあまり飲まないんだけど、コレは旨いわ。
そして合わないわけがないだろうと、ハーゲンダッツのバニラにウイスキーを垂らす。
スプーンでバニラとできるだけたくさんのウイスキーを拾い上げ、口に含んでみる。
バニラの旨みにウイスキーの香りが加わり、足し算というより掛け算のように倍増され、濃厚な甘味とアルコールの余韻がタマランチ会長(死語)。
ウイスキーが飲めない人には味わえない、ウイスキー好きだけの至福のデザートである。
ハイボールで飲んでみる
口当たりは白桃のようなフルーティさのハイボール。だけど、肝心のミズナラの香りはハイボールだとなぜか弱く感じる。
普通、ハイボールにすると炭酸の発泡感で香りが開いたりするのだけど、デュワーズ12年ミズナラはハイボールだと個人的にはあまり美味しく感じなかった。いや、正しくは美味しくないわけではなく、ミズナラ感が少なく価値を見いだせなかった。
せっかくのミズナラ樽追熟なのに、ちょっと勿体無い。
ミズナラ感が弱いので、ハイボールならデュワーズの12年またはホワイトラベルで良いかなと思ってしまった(ホワイトラベルなら同じ金額でデュワーズ12年ミズナラの2倍の量飲めるしね)
デュワーズ 12年 ミズナラまとめ
ミズナラ樽の香木のようなウッディなフレーバーが楽しいウイスキー。
ストレートやロックで飲むとミズナラ追熟特有の香木の香りが追いかけてきて、読書や映画観ながらチビチビやるのにたまらないウイスキーだ。
一方で、個人的にはハイボールではミズナラ感が感じにくくなって、コイツを買う意義は薄れてくる。いや美味しいには美味しいんだけど、ミズナラ感を感じにくいならデュワーズの12年のハイボールで良いんじゃねみたいな(ミズナラより普通の12年のほうが千円安いし)。また、ハイボールで楽しむならもっと安いデュワーズホワイトラベルのバランス感が好きなので、よけい12年ミズナラの価値が見出せないかな。
というわけで、
- ストレートやロック派ならデュワーズ12年ミズナラは買い。デュワーズ12年に比べ香木ようなの余韻が楽しいウイスキー。
- ハイボール派なら、ミズナラ感がストレートより感じにくくなるので、デュワーズ12年のほうが良いかなー
個人的な感想で、今回は4千円近い価格に見合うか?という面では後半は少し辛口に書いてみた(もちろん、ハイボールでミズナラ感を感じないのは私のバカ舌のせいかもしれない。素人ブログだし、お金も商品ももらってないので、思ったことを好き放題書いて良いのだ)。
デュワーズ12年ミズナラは発売と同時にYouTuberが絶賛しているけど、48Rはちょっと手放しで絶賛とはならなかったという個人的感想です。
とはいえ、ストレートやロックなら十分楽しんでいるし、なんならストレート飲み用にリピ買いするつもりでいるけどね。個人な打線では、まったり楽しみたい3千円以上のウイスキー、ハイボールでガブガブ飲んでも罪悪感を感じない2千円台以下のウイスキーで分けているので、大きな問題なしでございます(とはいえ、どんな飲み方でもお値段以上の実力を出せるウイスキーもいるんだけどね)
















