今回はボディ剛性アップの定番パーツ、ストラットバーを取り付けた。
目に見えないレベルのボディのしなりを抑えるだけでも驚くほど効果があるのは、ドアスタビライザーやピラーバーで経験済み。
今回も、ストラットバーの取り付けでハンドリングのレスポンスがアップ。
ピラーバーで直進安定は良くなったもののアンダーステア傾向だったのも修正されて、気持ち良いハンドリングになりました。
ストラットタワーバーとは?
剛性アップの原理
今回ストラットバーを購入したクスコさんのサイトが分かりやすい(ストラットタワーとはサスペンションの上部取り付け場所)
- ストラットタワーバー非装着でのコーナリング・ブレーキング
コーナリングでクルマに横Gがかかると、タイヤからサスペンションを通じた力がストラットタワーを押し上げ、ボディが微妙に歪みます。ボディが歪むことで前後左右のアライメントが微妙に変化するため、ハンドリングや乗り心地が「ピシッ」としません。
- ストラットタワーバー装着時のコーナリング・ブレーキング
ストラットタワーバーは左右のストラットタワーを結びつけ、ボディの歪みを抑えます。開口部が広いため歪みやすいエンジンルーム、ラゲッジスペースの剛性を高め、ボディ全体の歪みを抑制する効果があります。
参照元:https://www.cusco.co.jp/catalog/body/strut_bar.html
JB64/74ジムニーのストラットバー
ジムニーの場合、商品名は「ストラットタワーバー」ではなく、「ストラットバー」である。
実はジムニーの構造上、直接ストラットタワーを掴むことができない。
ストラットタワーはフェンダーの中にあるのだ。
ジムニーの場合、下画像のように直接ストラットタワーを掴むことができず、ストラット周辺のボディの左右をつないで同じくサスペンションからの入力でボディがしなるのを抑える構造になっている。
だから商品名も「ストラットタワーバー」ではなく「ストラットバー」
ストラットタワーからかなり離れているし、効果としてはストラットタワーというより、ボディ補強かな。
開封の儀
こちら、届いたCUSCOのストラットバー。
アルミのゴツいバーと鮮やかな青色のブラケットがかっこいい!
JB64/JB74ジムニー
ストラットバーの取り付け方法
取り付けはボルトオンなので簡単です。
作業時間:20分
作業難易度:★★☆☆☆
必要工具
- トルクレンチ
- 10mmソケット
- 8mmヘックスソケット
- 17mmレンチ
手順①ブラケットの取り付け
はじめにボンネットを開ける。
余談だが、ボンネットダンパーを取り付けるとボンネットを半自動開閉できるしつっかえ棒不要なので、非常に便利。
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ブラケットの固定は、下のようなナットが溶接された専用パーツを使う。
これをボディの穴から差し込んで、ブラケットをボルト固定する。
取り付けパーツをボディの穴に合わせて、ブラケットの上からM6のボルトで固定する。
規定トルクで締め付ける。
(この取り付けステーを落とすと回収するにに大変なことになるかも。作業は慎重に!)
手順②ストラットバーのとりつけ
ストラットバーをブラケットセットして、ボルトナットで固定する。
こういうところはトルクレンチ使いたい派の48Rです。
最後に青い保護フィルムを剥がして完成。
CUSCO ストラットバーレビューとまとめ
さて、いつものワインディングコースに行ってみる。
そして最初のコーナーから「おぉ〜曲がりやすい!」。
実はCピラーにピラーバーを取り付けてからなんかコーナーで曲がりにくくて(直進安定は良いのだけど)、コーナーに入ってから気持ちハンドルを切り増ししていたのだが、ストラットバーでフロントの剛性がアップしたおかげで前後のバランスが整った感じでハンドルを切ると自然に車の向きが変わるようになった(剛性チューンはバランスが大事ね)。
「ドアスタビライザー」「ピラーバー」、そして今回の「ストラットバー」で、剛性バランスが整ったうえで全体的にボディがガッチリして、非常にレスポンス良く気持ちの良いハンドリング。
ワインディングを良いペースで走ったり高速道路のレーンチェンジでもビシッとした挙動で、安心して飛ばせるようになった。
ジムニーって今まで乗ってきた車の中では高速道路が苦手な車で高速巡行で怖さを感じることがあったのだが、ボディ剛性アップやビルシュタインダンバーなど色々手を加えていくと、地面に張り付くような安定感と安心感のある車に。
いまではオフロードだけでなく、オンロードも楽しい車になりました。
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