ハイエースのブログ記事

ハイエースに最新SUVスタッドレス!ブリザックDM-V3 215/70R16インプレッション

ハイエースのスタッドレスを履き替えました。

去年まではブリヂストンの最新乗用車用スタッドレス「VRX2」を2シーズン履いて、今シーズンからは同じくブリヂストンの最新SUV用スタッドレス「DM-V3」をチョイス。

ブリヂストンのブリザックは「DM-V1」「DM-V1」「DM-V2」「VRX2」「DM-V3」と5セット目なのだが、今回も期待を裏切らない性能に大満足です。

 

 

スタッドレス選び

DM-V3とVRX2の違いについて

ハイエースに履ける乗用車用スタッドレスだとブリヂストンの場合は乗用車用「VRX2」とSUV用「DM-V3」があるが、両者の違いはご存じだろうか?

BSのホームページのQ&Aには、次のように書かれている。

SUV(4×4)用スタッドレスタイヤは、乗用車に比べて車重が重く、
重心が高いSUV(4×4)車両のふらつきや偏摩耗を抑制するために、
剛性を上げた構造を採用しています。
性能面ではSUV(4×4)用スタッドレスタイヤは
雪上性能・摩耗ライフが優れており、
乗用車用スタッドレスタイヤは氷上性能が優れています。
タイヤサイズが使用車両の新車装着サイズやオプションサイズ、
あるいはサイズ対応が認められているサイズであれば、
どちらのスタッドレスタイヤも
SUV(4×4)車両及び乗用車に使用できますので、
雪上性能や摩耗ライフ重視であればSUV(4×4)用スタッドレスタイヤを、
氷上性能重視であれば乗用車用スタッドレスタイヤをお選びいただくことも可能です。

 

ざっくり

乗用車用スタッドレスとSUV用スタッドレスの違い

・VRX2はアイス重視

・DM-V3はスノーと摩耗ライフ

 

という感じだ。VRX2は2シーズンで結構減ってしまったので、今回の履き替えではDM-V3を試してみることにした。

 

実際に購入したタイヤの溝深さを比較すると(個人のノギス計測です)

サイズ 溝深さ
VRX2 215/65R16 8mm
DM-V3 215/70R16 10mm

となっており、ゴムが同じだとすると、DM-V3のほうが20%ほどライフが良いことになる。

ちなみに、カタログには両者とも「アクティブ発泡ゴム2」となっている。

 

 

 

そうそう、本来ならハイエース用のスタッドレスはバン用のVL1を装着するのが正しいのだが、バン用スタッドレスは摩耗ライフ重視でアイスやスノーグリップは低いことから、48Rは選ばない。

乗用車用のスタッドレスは荷重指数が足りないので車検は通らないが、フル積載しないので実用上の耐荷重については問題ないことと、車検は7月なので冬季は乗用車用スタッドレスでも問題ないのだ(自己責任)。

 

 

サイズについて

ブリヂストンのスタッドレスだと、下記サイズがハイエースに対応する。

サイズ 外径
純正エコピア 195/80R15 691 196
VL1 195/80R15 696 196
VRX2 215/65R16 692 222
DM-V3 215/70R16 709 221

 

今回チョイスしたDM-V3はかなり外径が大きいが、車体辺りは問題なかった。

静止状態で右にフルにハンドルを切った状態で確認。

まずは車体右側。

 

次は車体左側。

静止状態では車体あたりはないが、走りながらハンドルをフルに切ると若干車体に当たってしまう(走行中はタイヤが変形しているためと思われる)。とはいえ、ハンドルをフルに切ったあたりで軽く接触する程度なので、タイヤにダメージが及ぶことはなさそうだ。

また、チェーン巻くほどのクリアランスは残されてないのだが、過去10年間ハイエースでスキー場往復しているが、チェーンが必要になったことはないので問題ないと考えている。

 

ちなみに、純正の195/80R15とDM-V3 215/70R16を並べるとこんな感じ。

一回り大きい。車体に取り付けたときもタイヤのボリューム感からくる迫力に満足している。

 

 

ホイールについて

今回は16インチにしたので「ESSEX Type ES 16インチ」を選択。

ホイールのスペックは 16 x 7.0J インセット43mmだ。

一回り大きいタイヤがボリューミーでかっこいい(自己満足)。

 

ハミタイもなし。というか、ちょっと余裕がある。ハイエースの場合、215幅のタイヤでインセット38mmくらいがツライチになるはずだ(車の個体差もあるが)。

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以前のDM-V2は16 x 6.5J インセット38mm(ハイエースの16インチとしては最もスタンダード)を使っていたのだが、車体側面にタイヤが跳ね上げた汚れがつくこともあったので、今回はインセット43mmを選択してタイヤを5mm内側に追い込んだ。

結果、狙い通り去年より車体側面の汚れが減って大正解。

 

ちなみに、我がハイエースにはマッドガードも取り付けている。アマゾンの激安品ながら、泥跳ねに効果があるのでオススメだ。

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サイズ変更時は荷重指数(ロードインデックス)に注意

ハイエースなどの重量のある商用車でタイヤサイズを変える場合、特にバンタイヤから乗用車タイヤに変更するときは荷重指数に注意が必要。

その荷重指数の耐荷重が車重に対して不足すると、ほんとうにタイヤが壊れる。

 

計算方法について

計算方法は車検証の重量に、人の重量と荷物の重量を足してタイヤ1本当たりの重量を計算する。

 

うちのハイエースの場合(車検証記載)、

前前荷重が1290kg

後後荷重が770kg

 

それに人が4人、荷物が200kgとして計算。

(車検まで考えるときは最大定員、最大積載で計算するが今回は実用上の計算値)

 

前に二人乗ると、前前荷重に100%荷重が掛かるので+130kg

(車検証計算での人の重量は55kgだが、今回は安全性をみるために実体重65kgで計算)

 

二列目に二人乗ると前前荷重に65%、後後荷重に35%なので

それぞれ+84.5kgと+45.5kg

 

荷物はベッド+ボードやチャリで約200kgと概算。

積載重量は後軸近くに積むと思われるので後後荷重に+200kg追加。

 

トータル荷重は

前前荷重:1290kg+130kg+84.5kg=1505kg

後後荷重:770kg+45.5kg+200kg=1016kg

 

タイヤ一本あたりの最大荷重は1505/2=752.5kg

 

 

タイヤの負荷能力と比較

今回のスタッドレスタイヤは荷重指数が100のタイヤ。これを先ほど求めた最大荷重と比較してみよう。

最大負荷能力は250kPaで800kgなので、752.5kgを上回っており問題なし。

実際には、215/70R16サイズの最大空気圧の250kPaより若干多めに入れているので、もっと耐荷重には余裕はある。

タイヤの荷重は空気圧の反力で支えているので、空気圧が上がれば耐荷重は増えるのだ。

ん、最大空気圧を超えても大丈夫かって?自己責任、自己責任。

 

荷重指数の詳しいお話は別記事でまとめてる。よろしければ参考にどうぞ。

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インプレッション

個人的な感想です。最新スタッドレスといえど、過信は禁物。安全運転。

 

スノー性能

全く問題なし。というか、強く加速したり、少々ハンドルを乱暴に切ってもほとんど滑らなくて驚いた。

新品でトレッド面のブロックがまだ高いということもあるかもしれないが、かなりのグリップ力。スノー性能を謳っているSUVスタッドレスだが、DM-V2やVRX2より確実に良くなっている。

 

 

アイス性能

アイスバーンではさすがに滑ってしまう。とはいえ、アイスはどう頑張っても摩擦係数が小さいし、アイス最強と言われるVRX2でも滑るので、やはり慎重な運転が必要だった。体感的にはVRX2と同様くらいな気もする(路面コンディションによるので、同じ日に比べないと分からないが)

滑るといっても周りの車と同じペースで走っている分には全く問題なく、むしろ周りの車よりマージンあるくらい。

常識的なアイスバーンでの運転をしていれば危険な目にあうことはないだろう。

 

あ、そうそう、ハイエースはフロントヘビーで総重量も重いので、下りコーナーは危険ということを覚えておいたほうが良い。

下りコーナーだけはどんなタイヤを履いていてもハイエースは止まりにくく曲がりにくいので、細心の注意を払って運転するようにしている(前乗ってた200系1型ハイエースで、下りコーナーでガードレースにぶつけてラジエーターに穴開けた経験あり)。

 

 

ドライ性能

これはVRX2のほうが体感できるくらい良かった。

DM-V3は普通のスタッドレス同様、高速道路ですこしハンドリングが鈍くなる印象がある。

一方VRX2はサマータイヤから履き替えた瞬間にロードノイズが減ったことや乗り心地がしっとりしたこと、ハンドルのレスポンスも良くて、スタッドレスとは思えないドライ性能だった。

 

VRX2に比べてしまうと、DM-V3は一般的なスタッドレスレベル。

 

 

まとめ

ハイエースではDM-V1」「DM-V1」「DM-V2」「VRX2」「DM-V3」と、5セット目の装着となるブリザック。

やはり信頼のタイヤなので、グリップ性能に不安なく、安心してスキー場まで運転することができた。また、同じハイエースで歴代のブリザックを履いてきているので、性能の進化にも毎回驚かされるのも興味深い。今回もメーカーの努力を体感することができ、確実に進化するグリップ性能に脱帽だ。

 

とはいえ、雪道とくにアイスバーンではどんな高性能スタッドレスタイヤでもドライ路面より摩擦係数が低いので、過信は禁物!

高性能スタッドレスでも滑る時は滑るので、基本的な「急」のつく操作をしないというのは、絶対に忘れてはならない。

 

また、買い換えでいらなくなったスタッドレスタイヤなどは、ヤフオクに出せば2、3万円で売れたりする。

以下の記事でタイヤの梱包や発送について解説しているが、意外と簡単なので、タイヤ売却は是非おすすめです。

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