JB74ジムニーシエラ ジムニー

JB74ジムニーシエラに225/70R16 BFGoodrich KO2レビュー【オールテレーンタイヤ】DELTA FORCE OVAL装着

今シーズンのサマータイヤは、ノーマル車高ながらショートバンパー化したことで225/70R16 にサイズアップして、銘柄もBFgoodrich ALL TERRAIN KO2にした。

おまけにホイールもジムニー用では強烈なコンケイブ形状で1番人気のDELTA FORCEにして、足元を一新!

走行性能も一長一短はあるものの概ね良好だし、コンケイブホイールにゴツゴツしたホワイトレターのタイヤは「走る四駆らしさ」のオーラを纏い、とてもカッコ良くなった(自画自賛)

ジムニーの雰囲気が一変するおすすめタイヤホイールセットです。

 

 

BFgoodrich ALL TERRAIN KO2とは

BFgoodrichのラインナップは、オンロードからオフロードまで、どこを重視するかで3パターンのラインナップを持っている。

そのなかでも今回購入した「ALL TERRAIN KO2」は中間的な位置付けで、オンロードの快適性はそこそこ確保しつつ、オフロード走行にも対応したタイヤだ。

48Rのように走行距離のほとんどは一般道走行だが、たまに林道や河原走る使い方に向いているパターンである。

 

そしてなによりルックスが良い。

ブロッキーなトレッドパターンにサイドまでゴツゴツしたサイドウォール。そして「BFGoodrich」のホワイトレター。

この「いかにも」な感じが、ジムニーの雰囲気をグッと盛り上げてくれる。

 

 

 

JB74ジムニーシエラ純正車高で履けるサイズ

走破性を考えると、外径は大きいほうが段差の乗り越えで有利である。また、ジムニーにはデカいタイヤを履いたほうが、四駆らしさが引き立ってカッコ良いものだ。

そうなると多少サイズアップしたいが、純正車高、ノーマルバンパーだと車体当たりの問題からリミットに気をつけなければならない。

JB74ジムニーシエラで履けそうなサイズをピックアップした。

BFGoodrich KO2 外径
215/70R16 708mm 221mm
225/70R16 722mm 228mm
225/75R16 744mm 223mm
235/70R16 736mm 240mm

 

別記事で車体当たりのチェックをしているが、ノーマル車高ノーマルバンパーでは215/70R16が限界。

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社外のショートバンパーを入れたら、225/70R16まで装着可能だ。

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JB74ジムニーのホイール選び DELTA FORCE OVAL

そして合わせるホイールはジムニーで1番人気の「DELTA FORCE OVAL」

ビードロック風のリムデザインと高低差のあるコンケイブ形状が、ゴツいトレッドパターンやホワイトレターのタイヤと抜群の相性。スポーク周りのサラダボウルのような形状とビードロック風リムとの間の深い溝、ゴツいホイールセンターキャップなども、このコンケイブホイールに絶妙な深みを与えている。

イカつ過ぎず派手過ぎず、「上品な無骨さ」を感じる素晴らしいデザインだと思う(こういう形状を思いつくセンスすごいよね。48Rも自動車業界の製品設計の仕事だから、制約だらけの中で産み落とされた素晴らしい仕事には、特に感銘を受ける)

 

色は3色展開されており、どれも渋めのカラーでジムニーによくマッチする。

48Rはマットスモークポリッシュを選択。鈍い輝きがコンケイブ形状をより深く見せてくれる。

 

 

JB74ジムニーのタイヤ交換

タイヤ交換については別記事で紹介している。

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ちなみに、ホイールナットはアルミに交換。

1輪あたり202gも軽くなるから、4輪合計で800g強の軽量化。

 

純正ナットは310g。メッキされてはいるが、融雪剤の影響でで錆が浮いている。

 

購入したアルミナットは108g!軽〜い。

カラバリも4色展開なので、愛車のホイールに合わせやすい。

 

 

BFGoodrich KO2走行インプレッション

シーン別に走行インプレッション。

 

BFGoodrich KO2の空気圧設定

空気圧設定は純正指定の180kPa。

タイヤ交換をしたショップでは「LTタイヤだからもっと空気入れたほうが良いですよ」と言われたが、それは間違い。

そもそもLTタイヤは商用車の積載荷重を支えるため空気圧を多めに入れるタイヤなのだが、ジムニーの1トン程度の車重で商用車向けの空気圧は明らかに高すぎる。

タイヤの仕組みは空気圧で荷重を支えているので、どんなタイヤでも標準空気圧設定から±20kPaが1番良い(KO2は乗り心地硬いので、160kPaでも良いくらい)。

 

ここらへんの空気圧の話は別記事でねっとり解説しているので、お時間あれば読んでいただけると幸いでございます。

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ちなみに、空気圧はTPMSをつけていると常時モニタリングできるので、めんどうな空気圧管理がとても簡単になる。

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なにげに取り付けてとても良かったアイテムだ。

 

 

舗装路

舗装路については、純正やTOYOのOPENCOUNTRY R/Tに比べると、ゴツゴツと硬質な突き上げを感じる。とはいえ、乗って耐えられないほどではなく、空気圧を1.6kPaに落とすとほぼ気にならなくなった。

パターンノイズもブロックの大きなアグレッシブなパターンで心配していたのだが、ほとんど気にはならない。

 

また、グリップについては当たり前だがジムニーで普通に走る限りは全く不安はない。安定性も良く、レーンチェンジや峠の切り返しでも車体が揺られる場面でもハンドル修正なしでスッと車の方向が決まってくれる。

ただ、加速時、とくにゼロ発進ではタイヤ自体が重いのか転がり抵抗が大きいのか、外径UPによるロングファイナル化が効いているのか(それらの複合要因?)今までと同じ加速感を得ようとしたら、ちょっと多めにアクセルを踏み込む必要がある。燃費も悪化しそうだ。

(メーターの燃費計の数値に関しては、タイヤ外径が変わるので基準から狂ってしまってるし、そもそも燃費数%の差を燃費計から算出するのは難しいので割愛。48Rは燃費のお仕事も経験があるのだが、燃費は風向きひとつでめちゃ変化するので、シャーシダイナモで測らないと正確ではないです)

 

ウェット路面

ウェットグリップについては純正タイヤやTOYO OPNEN COUNTRY R/Tに比べ、明らかに悪くなった。

普通に走っていて危険を感じるレベルではないのだが、ウェットでちょっと攻めた走りをしようとすると、コーナーでズルっと滑ったりする。また、路面の横断歩道や車線のホワイトペイントも滑りやすいので注意が必要だ。

タイヤパターン的には真っ直ぐな縦溝はないとはいえ、十分な溝はあるので、コンパウンドのウェットグリップが良くないのだろうか?

とはいえ、危険なほど滑るわけではないので、普通に走っていれば問題にならないとは思う。

 

 

 

オフロード性能

オフロードは良く走ってくれる。

どっしり安定感のあるタイヤで、林道の路面のウネリや轍でハンドルが取られにくく安定感がある。

 

タイヤ自体もサイダウォールまでゴツゴツしていて、段差でサイドヒットしてもビクともしなさそうである(カッコいいホイール傷つけたくないから、絶対にサイドぶつけたくないけど)

 

トラクションも良くて、高さ1.5mくらいの急な登りもグイッと車体を前に蹴り出して登り上げてしまう。

 

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林道や河原のオフロード遊びレベルでは、不満のないオフロード性能だ。

 

最後にオフロードで気になった点を共有しておく。

このタイヤパターンだが、石噛みがかなり多いと感じる。

↑はオフロード走行して10kmの舗装路を走って帰宅した状態なので、林道ではもっと挟まっていたと思う。

林道が終わって舗装路で速度を上げると、遠心力で外れた小石がバチバチホイールハウスに当たる。ホイールハウス内の塗装が剥げて錆の原因にならないか心配。。。

 

BFGoodrich KO2 まとめ

乗り心地は少し硬いものの舗装路は問題ないし、オフロードは十分に走ってくれる

また、今回はルックス重視で購入したのだが、ジムニーシエラにとても似合っており感無量である(高かったけど、カッコ良すぎて嬉しい泣きでございます)

「ホワイトレター」で「ゴツめのタイヤパターン」のタイヤを狙っているなら、おすすめできるタイヤです。

カスタムではど定番のKO2だが、やはり定番になるだけあるなぁと感じたレビューでした。

 

 

他にも「JB74ジムニーシエラ」タグで色々ジムニー 記事書いてます。よろしければ、そちらの記事もどうぞ。









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