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【MTB選び】最新エンデューロバイクのジオメトリー比較【スペシャライズド エンデューロ購入】

2022年秋にスペシャライズドのエンデューロを購入したのだが、世の中には魅力的なバイクが沢山あるわけで、迷いに迷ったバイク選び。

バイクを選ぶ時はサスペンションシステムやパーツチョイスと並んで気になるのがジオメトリー。

ジオメトリー比較をする際、各メーカーのHPのジオメトリー表を見るわけだが、メーカーごとにジオメトリー表の配置が異なり、非常に比較しにくい!

というわけで、購入検討している各車のジオメトリーを比較しやすい表を作ってみたのだが、、せっかく夜なべして作った表なので、ブログで共有します(必要な人のお役に立てれば幸いです)

 

ダウンヒルバイクのジオメトリー比較表は別記事でまとめてます。

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ENDUROをどういうパーツで組んだかは、こちらの記事で紹介。48riderのドリームビルドです。

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エンデューロバイクジオメトリー比較表

表はクリックすると拡大します。

※更新履歴

2023/11/11 TREK SLASH GEN6追加

2023/11/11 Rockymountain Slayer 2024追加

 

  • 重量についてはメーカー公表値を記載。パーツチョイスで重量が異なるので参考値(ほんとはフレーム単体重量で比較したい)
  • 可変ジオメトリー車については両方記載
  • Average, Max, Min値の算出に関しては、可変ジオメトリー車の場合はヘッド角が高い方の値だけ計算値に採用(出荷状態ではヘッド角度高い方だと思われるので)
  • BB drop値は29インチとマレットで基準が異なるので単純な比較はできない

 

購入したスペシャライズド エンデューロのジオメトリーはというと、「デビューは2019年だが、2022年現在でも古さを感じることなく、現在のトレンドの中央にいる」と評されている(唯一シートチューブアングルが少しだけ寝ているのが、欠点ではないがオールドスクールを感じるポイントとも言われている)

 

48riderが
スペシャライズド エンデューロに
決めたわけ

ここからは蛇足になるが、48Rがスペシャライズド エンデューロを購入した理由について書いていく。

高評価!2019年のベストエンデューロバイク

今のスペシャライズド エンデューロがデビューしたのが2019年。

当時のBike MagazineEnduro Magazine, Pinkbike, Enduro MountainBike Magazineなどの有名バイクメディアに大絶賛され、華々しい飾ったバイクである。

(前3社はアメリカのメディア、Enduro MountainBike Magazinはドイツメディアなので、幅広く受け入れられていることがわかる)

とくにエンデューロマガジンの一気乗りレビューでは、映えある「BEST IN TEST」の称号を手にしたのである。

 

こちらはPink Bikeのテスト動画。PinkBikeはレースというよりパーク志向のメディアだが、ここでも高評価。

 

各メディアのレビューを要約すると

  • 登りはリアサスのロックアウトしなくてもぐいぐい登る。
  • 下りはとにかく速い(Bike Magのテストでは、テスター全員がエンデューロで最速ラップ)
  • リアサスの吸収性は抜群
  • 抜群の安定性で、気がついたらかなりのスピードでている
  • まるでトレイルバイクの登坂性能とDHバイクの走破性を合わせ持ったバイク

などなど、とにかく絶賛の嵐。

欠点といえば、S-works Ver.の価格の高さを指摘されるくらいで、性能面に関してはほとんどネガティヴなコメントがないほどである。

うーむ、こんなに絶賛されると、気になっちゃうよね。

 

そして下の動画は140万回も再生されているスペシャライズド エンデューロのドリームビルド。

買う前にこういうの見ると、ますます欲しくなっちゃうじゃない(妄想も膨らむ)

 

 

下りの速さを重視したDEMO直系サスペンション

リアサスペンションは4-Barリンクにレバレッジレシオを制御するための2個のリンクを追加した構造(メディアによっては6-Bar linkageと記載されているが、動作自体はリアサスペンションのボトムリンクに接続された2個のリンクはアクスルの動きに関係なく、4-Barとして作動する)

特徴はメインピボット(上画像のリアサス下のピボット)の位置がBBよりかなり前に位置しており、リアが沈んだ時のアクスルパスが後ろ伸びるようになっていてギャップの吸収性に優れるリンク構造となっている(ハイピボットバイクと狙いは同じ)。

 

実はこれ、スペシャライズドのダウンヒルマシン、DEMOと基本リンク構成は全く同じである。

 

 

DEMOの4-BarリンクもメインピボットがBBよりかなり前に配置されているしレバレッジレシオを制御する2個のリンクも同じである。

つまり、UCI Downhill Wold Cupに勝つため、下りの速さを追求したレーシングバイクのDNAを受け継ぎつつも、ゲレンデだけでなく自走トレイルも楽しめる汎用性も得た欲張りなバイクがエンデューロなのである。

 

より技術的な話は、スペシャライズドのオフィシャルブログに詳しく書かれているので、気になる人はそちらもチェックされたし!

最高に速い!!!新型Enduroに関するQ&A

 

2022年でもエンデューロバイクのベンチマーク

デビューした2019年末〜2020年は凄かったのは分かったけど、今はどうなのよ?ってところだけど、2022年モデルが出揃うThe Loan Wolfのエンデューロバイクテストでも、ベストレースバイクやら、テスターのイチオシバイクに選ばれたりしており、まだまだ性能は一級品。

 

どのバイクでレースをする?の質問に、真ん中のテスターが真っ先に答えたのがスペシャライズドエンデューロ。

 

まだまだ戦える!

 

ジオメトリー比較まとめ

というわけで、48Rideがスペシャライズド エンデューロを購入した時に作ったジオメトリー表の共有記事でした。

 

2019年のスペシャライズド エンデューロのモデルチェンジにて一気に「ロングリーチ、ロングホイールベース、寝たヘッドアングル」に進化したわけだが、2021年以降にモデルチェンジしたバイクの多くは「スペシャライズド エンデューロのジオメトリーをリファレンス」にしていると感じている(個人的な感想だが)

なので、2023年モデルも出揃う現時点でもスペシャライズド エンデューロのジオメトリーはまだまだ古さを感じることなく、優れたリアサスペンションシステムと相まって、まだまだ一軍を張る戦闘力を備えているのだと思っている。

 









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