今回の記事はJB74ジムニーシエラのスタッドレス選び。
信頼のブリザックスタッドレスにちょっとサイズアップして純正の195/80R15から215/70R16に変更したのだが、これが雪道でのグリップや接地感(滑り出す直前)が分かり易くて調子が良い。
どんなスタッドレスでも雪道は走れるが、ちょっとでもグリップの良いものを選んでおいたほうが、いざという時安心です。
ジムニーのスタッドレス銘柄選び
もうメーカーはブリヂストン一択。
あれが良い、これが良いというご意見もあるだろうが、職業柄ある消息筋から得られている情報からすると、ブリヂストンとミシュランがスタッドレスのベストチョイス、らしい(グリップだけなら他にも良いメーカーもあるが、グリップよくてさらにドライ路面も良いのはBSとMi)。
その2社から地産地消という観点から、国内メーカーのブリヂストンを選択する、
ブリヂストンのスタッドレス銘柄では
・乗用車用のVRX2
・SUV用のDM-V3
が最新商品。
実は48Rはハイエースで両方試したことがあって、軽くインプレするとこんな感じ。
VRX2 vs. DM-V3インプレ
アイスバーン:VRX2≧DM-V3
圧雪路:VRX2=DM-V3
ドライ路面:VRX2>DM-V3
静寂性;VRX>DM-V3
タイヤライフ:DM-V3>VRX2
個人的にはVRX2がスタッドレスなのにドライ路面で抜群にハンドリングと静寂性乗り心地が良いのに驚かされた。
スタッドレスとしての性能はVRX2のほうがややアイスバーンでの食いつきが良いかなという程度の差で、どちらも基本性能は高い。一般ユースでは問題なくスキー場往復(アクセスが険しいスキー場でも)で困ることはないだろう。
タイヤとしてはVRX2のほうがライフ以外では優っているのだが、今回はサイズの兼ね合いでDM-V3とした。
これでハイエース、JB23、JB74全てがDM-V3になってしまった。
ちなみに、ブリヂストンのスタッドレスはVRX,VRX2,DM-V1,DM-V2,DM-V3,REVO969とけっこう履いてます。
スタッドレスのサイズ選び
VRX2もDM-V3も純正サイズの195/80R15がラインナップされていないので、悩ましいサイズ選び。
ざっくりとJB74ジムニーシエラで履けそうなブリヂストンスタッドレスをまとめる。
外径 | 幅 | 銘柄 | |
195/80R15 | 693mm | 195mm | DM-V2 |
215/65R16 | 691mm | 215mm | VRX2 |
215/70R16 | 709mm | 215mm | DM-V3 |
225/70R16 | 723mm | 225mm | DM-V3 |
純正サイズは一世代前のDM-V2なので、購買意欲が湧かず(DM-V2でも全然グリップ問題ないのだけど、最新商品があるのにわざわざ一世代前を選びたくないよね)。
となるとVRX2の215/65R16か、DM-V3の215/70R16。
タイヤとしてはVRX2のほうが良いのはハイエースで体験済みだが、ジムニーは男の四駆なので、見た目重視でより外径の大きなDM-V3を選択することにする!
(ドライ路面のハンドリングや静寂性を重視ならVRX2お勧めする)
別記事で車体当たりのチェックをしているが、ノーマル車高ノーマルバンパーでは215/70R16が限界。
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【徹底検証】ノーマル車高JB74ジムニーシエラに215/70R16は干渉するか検証してみた
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外径723mmの225/70R16では接触するというネット情報もあるので、外径は710mm程度にとどめておいたほうが良さそうだ。
JB74ジムニーのホイール選び
さて、お次は純正15インチから16インチ化なので、ホイールを新調せねばならない。
ホイールはJB74ジムニーシエラ向けに様々なデザインのものが売られているが、48R的には「Rays」か「エンケイ」「BBS」推し。
ホイールはどれも丸いように見えるが意外とバラツキがあって、真円度やバランスに差があるもの。お仕事で新品ホイール単体でホイールバランスを取ったりするのだが、上記メーカーはビシッとしている。
他にも良いメーカーはあると思うが、ハズレのない信頼ブランドから選びたい。
さて、その中でも今回はエンケイの「RPT1」をチョイス。Raysの「A-Lap J」も軽くて魅力的なのだが、お値段が高いのと納期がかかるようだったので、即納のRPT1をチョイスした。
サイズは6J インセット0を選択。
タイヤのリム幅的にはより軽量な5.5Jも適用範囲内だが、タイヤはなるべくリム幅を広げたほうが横剛性が向上してステアリング応答が良くなる。
また、215/70R16の標準リム幅は6.5なので、より近い6.0Jのほうが好ましいだろう。
もちろん、厳しい試験をクリアしたJWLやVIAの刻印付き。
タイヤとホイールのサイズアップでボリューム感のあるルックスに。
満足!
ハミタイチェックも大丈夫。
ジムニーのタイヤ交換
タイヤ交換については別記事で紹介している。
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JB64/JB74ジムニー 車載ジャッキでタイヤ交換 〜スタッドレスタイヤ交換作業〜
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ちなみに、ホイールナットはアルミに交換。
1輪あたり202gも軽くなるから、4輪合計で800g強の軽量化。
純正ナットは310g。メッキされてはいるが、融雪剤の影響でで錆が浮いている。
購入したアルミナットは108g!軽〜い。
カラバリも4色展開なので、愛車のホイールに合わせやすい。
空気圧について
タイヤサイズは変更しているが、空気圧はJB74ジムニーシエラ標準の1.8で設定。
TPMSというタイヤ空気圧をリアルタイムでモニタリングできる装置をつけておくと空気圧管理の煩わしさから解放されるので、おすすめのアイテム。
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【便利】TPMSでタイヤ空気圧をリアルタイム表示【タイヤ空気圧センサー】
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DM-V3のインプレッション
*あくまで個人的な感想です。最新スタッドレスでも雪上、アイスでは絶対的なグリップが低くなるので、過信は禁物です。
積雪路
積雪路では抜群のグリップと接地感の分かりやすさでとても運転しやすい。
JB23ジムニーもDM-V3だが175/80R16より215/70R16のほうが、気持ち滑り出しが分かり易い気もする(素人インプレだが、JB74は運転してて安心感がある)。
下り坂で意識的にブレーキを強く踏んでみたが、しっかりと止まってくれたのには驚いた。
最新スタッドレスとしては十分な性能で、スキー場往復の道で困ることはないだろう。
但し、過信は禁物で、もちろん急発進、急ブレーキ、急ハンドルなど、「急」がつく操作をすると簡単に滑ってしまう(安全な場所で試してます)。
あくまで、最新スタッドレスといえど滑る前提で、グリップが良い分滑るまでのマージンが少し大きいだけ、という心づもりでいることが肝心だ。
雪上性能
路肩の除雪してないところに突っ込んだりしたが、30cmくらいの積雪深ならほぼ問題なし。
タイヤがしっかりと新雪を掴み、雪を蹴散らして進んでくれる。
今回は少ししか新雪を走ってないが、雪の林道が楽しみだ!
こちらは、 JB23での雪上林道ツーリング。
アイスバーン性能
さすがに氷は滑る!
磨かれたアイスバーンはどんなスタッドレスでも危険なので、とにかく「急」がつく動作は避けて、ソフトな運転を心掛けなければならない。
慎重に走れば、まわりの車と比べればマージンがあったとは思う。
ちなみに、試しにアイスバーンで「2H」に入れてみたら超走りにくい。ジムニーはリア荷重が少なめなのとホイールベースが短いので、とにかくケツ振りまくり(そしてすぐに横滑り防止装置の介入が入る)。FRは雪に弱い!というのを思いっきり実感できた。
ドライ路面
ドライ路面はスタッドレスの腰砕け感もなく、サマータイヤと比較しても違和感がないハンドリング。
扁平率が80から70に変化している影響もあるだろうが、雪のないワインディングを良いペースで走ったり、高速道路のレーンチェンジなど、しっかりとステアリング入力に反応してくれる。
また、辺なロードノイズもなく静かなタイヤで、移動中も快適だ。
当たり前だけど、フラットダートも問題なく快適。
(スタッドレスが勿体無い)
雪はね
これがけっこう雪がはねて、車が汚れる。
これについては、ホイールのインセットが5→0になったのとタイヤが195幅から215幅になって、都合15mmタイヤが外にでたことによるものかもしれない。
うーむ、車汚れるのは嫌なので、マッドフラップ付けようかしら。
*2021/02/20更新*
マッドフラップ取り付けました。
片側だけ装着して走って、雪はね汚れに効果的なことを確認(笑)
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マッドフラップの効果検証!片側だけに付けてみる。JB74ジムニーマッドガードテスト
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まとめ
最新スタッドレスなので、基本性能の高さには満足!雪道でも安心して楽しく運転できた。
また、今回はタイヤサイズを195/80R15から215/70R16に変更して、ルックスや性能に関しては合格点。
一点気になるのが雪はねなのだが、これについてはマッドフラップ化で対応予定だ。
これでJB74ジムニーでも雪道走行の準備は万全。スキー場往復や雪の林道が楽しみ!
その他、ジムニーでやっておいた方がよい冬の準備を下記記事でまとめてます。
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ジムニーでやるべき7つの冬支度 〜スタッドレスタイヤ/スノーブラシ/ウォッシャー液/冬用ワイパー/牽引関連/スコップ〜
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参考になれば幸いです。
他にも「JB74ジムニーシエラ(☜クリック)」カテゴリーで様々なジムニーに関する記事書いてます。よろしければ、そちらの記事もどうぞ。