48Rが行っているジムニーの冬支度について解説します(最もハードコンディションで大雪警報中にアクセスが険しめのスキー場に行く想定です。未除雪林道のスノーアタックまでは考慮してません)。
雪道で事故ったりスタックしてレスキュー待ちするのは時間とお金の無駄。最悪、楽しいジムニーでのお出かけが台無しになるので、雪道に備えて念入りな準備にこしたことはない。
ちょっとお金はかかるが、備えあれば憂いなし。転ばぬ先の杖。先人たちが備えの重要さを語っている通り、準備のし過ぎで後悔することはないのです(過去には準備不足で後悔したことは多々。。)
ジムニーでやるべき7つの冬支度
スタッドレスタイヤ
雪道やアイスバーンなど、冬のドライブでなくてはならないスタッドレスタイヤ。
一応チェーン規制でも走れるオールシーズンタイヤという選択肢もなくはないが、新雪はそこそこ走れるものの、硬い圧雪路ではグリップ弱いし、アイスバーンは真っ直ぐ走るのも危険なほど。
これは新雪のグリップはブロック間に入り込んだ雪を剪断する抵抗がグリップになっているので、ブロックの大きなオールシーズンタイヤでも走れるが、一方で硬い圧雪〜アイスはスタッドレスゴムのラバー密着とサイプによるエッジの引っかかりがグリップとなるので、サマータイヤと同じようなゴム配合のオールシーズンタイヤでは氷ではまったくラバーが密着せず摩擦力を生まないためだ。
スタッドレスは48Rは多少値段が高くても、信頼のブリヂストン党。
JB74ジムニーシエラには215/70R16のブリヂストン ブリザックDM-V3。
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【スタッドレス選び】JB74ジムニーシエラにブリザックDM-V3 215/70R16装着
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JB23には175/80R16のこれまたブリヂストンDM-V3を履かさている。
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ジムニーに最新スタッドレス ブリヂストン DM-V3を装着する 175/80R16
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スノーブラシ
雪山ではスタッドレスの次に活躍するスノーブラシ。
雪国では一晩で50cm積もることもあるので、除雪には欠かせないアイテムである。
↑こんなに積もってスノーブラシなかったら、絶望するくらい除雪大変よ(半日でボンネットの積雪がルーフと同じ高さになるくらい積もった。。。)
ウォッシャー液
厳冬期はウォッシャー液が凍ってしまうので、不凍タイプに交換しよう。特に新車から入っているウォッシャー液はかなり希釈されているので、寒冷地では凍結して使えないことが多い(東京などの非寒冷地に出荷される車両だけかもしれないが)。
また、JB64/JB74ジムニーのLEDヘッドライト車両はライトへの着雪がハンパないので、ヘッドライトウォッシャーをバンバン使う。
それに対応すべく、JB64/JB74ジムニーのヘッドライトウォッシャータンクは先代JB23に比べ2倍の4.0Lもの大容量なので、冬前に満タン補充しておこう。
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JB64/JB74ジムニーのウォッシャー液補充方法
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これは付けなくてもよいアイテムだが、48RはPIAAのLEDヘッドライトヒーターも取り付けている。小雪程度なら効果あるが、猛吹雪だと融雪が間に合わなくて、全然役に立たない。
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JB64/74ジムニーに融雪ヘッドライトヒーター!LEDヘッドライトの着雪対策に
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やはりヘッドライトウォッシャーは必須である。
冬用ワイパー
通常のワイパーブレードは骨組みが剥き出しで、凍結するとワイパーゴムを均一に押せなくなり拭き残しの原因となる。
そんな時は骨組みがカバーされている冬用ワイパーに交換すると、快適な視界を得ることができる。
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【2分で出来る】JB64/JB74ジムニーのワイパーブレード交換【ガラコ撥水ワイパーブレード/PIAA雪用ブレード】
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リアワイパー倒立化 or リアワイパーレス
豪雪地では積もった雪の重みでワイパーアームが折れないように、駐車中はワイパーを立てておくのが一般的だ。
ところがジムニーのリアワイパーは立てることができず、雪の重みでワイパーブレードが曲がってしまう可能性がある。
対策として、雪国定番カスタムリアワイパー倒立化してしまうのが有効。
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JB64/74ジムニーのリアワイパー倒立化 ~雪国ワイパー折れ対策~
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また、そもそも雪山でもリアワイパーを使わない人は、いっそのことリアワイパーレスにするとワイパーが折れる心配はないし、リアビューがスッキリしてカッコ良い。
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JB64/JB74ジムニーのリアワイパーレス【見た目スッキリ】
JB23でもやっていたリアワイパーレスをJB74ジムニーでもやっちゃいました。 メリットが多いので、ワイパーを一年以上動かしてない人はやったほうが良いカスタムです。 リアワ ...
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レスならワイパー折れノーリスク。
牽引フック&牽引ロープ
雪道、とくに大雪で除雪が間に合わない状況ではスタックして立ち往生してにっちもさっちも行かなく場面もある。
雪の林道はJAFもすぐには来れないので、そんなときは牽引してもらって脱出するしかない。
ジムニーの純正の牽引フックのようなものは、実は車両を固定するタイダウンベルトを固定するものであって、牽引フックではない。
ここで牽引すると、最悪折れて吹っ飛んで来る可能性があるので、絶対にしないように。
牽引フックはアフターメーカーから色々と発売されているので、好みにあったものを装着しよう。
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JB64/JB74ジムニーにAPIO牽引フックを取り付ける【レスキューに】
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牽引ロープはあってもフックがなかったら目も当てられない。バンパーごしにフレームにフックかけることになり、バンパーに傷入ります(昔、ハイエースをJAFに牽引レスキューしてもらったとき、この憂き目にあった)。
また、牽引ロープの携行もお忘れなく。
48Rはロトパックスに入れてます。
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困っている人をレスキューすることもあるので、牽引ロープは年がら年中携行している。
スコップ
セルフレスキューの必須装備。
ちょっとくらいのスタックなら、掘り出して脱出できることもあるし、豪雪のスキー場では車中泊している間に50cmくらい積もって脱出不能になることもある。
48Rはワイルドグースの「どこでもスコップホルダー」で、リアゲートにスコップを取り付けている。
これは文字通りM8~M10のボルト穴があれば、どこでもスコップホルダーを取るつけることができる。
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スペアタイヤブラケットの穴を利用したり。
ロトパックスのブラケットを利用したり。
年中1本でまかなうなら剣スコ(先が尖ったスコップ)が土を掘りやすく雪もそこそこ掘れるので良いが、雪だけに特化するなら角スコ(先が四角いスコップ)のほうが雪を掘りやすい。
(林道スノーアタックなら)チェーン
ジムニーにスタッドレスタイヤなら、年に数回クラスの大寒波の日に急登アクセスのスキー場でも困ることはないが、深雪の登りではスタッドレスでも登れなくなってくる。
閉鎖したスキー場の坂を登ってみたが、スタッドレスといえど登りの深雪はタイヤが空転して登れなかった。。
林道スノーアタックの雪深い登りも同様に厳しいと思うので、スタッドレスよりトラクションに勝るチェーンは必須だろう。
(林道スノーアタックなら)仲間
深雪ではあっけなくスタックするので、そんなときにレスキューしてくれる仲間は必須。
一人でスノーアタックしてスタックすると、最悪帰って来れず、ガソリンも尽きると凍死のリスクもあるので、必ず仲間と行きましょう。
ジムニーの雪山準備まとめ
高性能スタッドレスとスノーブラシは必須装備。これがないと、まともに雪国に遊びに行くことできない。
さらに、不凍ウォッシャー液や冬用ワイパーなど視界系アイテムを揃えていくと雪道ドライブが快適になるし、牽引グッズやスコップがあるといざという時安心である。
皆様も入念な準備をして、良き冬道ドライブを!
他にも「JB74ジムニーシエラ(☜クリック)」カテゴリーで様々なジムニーに関する記事書いてます。よろしければ、そちらの記事もどうぞ。